こんにちは
今日も電車で読書なsugi-suguです。
みなさんはビジネス書を上司など周りの人にすすめられたことありませんか?
そして「すすめられたのはいいけど、読書は苦手で…」という方も多いのではないでしょうか?
実際、1冊のビジネス書にはかなりの情報が含まれるので、何冊か読むだけでも多くの知識量を獲得することができます。
だけど、無理して読書しても全然頭に入ってこないのは当然だと思います。
そんなあなたに朗報です。
この記事では無理なく自然にビジネス書から学ぶための次のことをチェックできます。
読書が苦手でも大丈夫!
ビジネス書の中にある有益な情報を、あなたの仕事のレベルアップに活用していきましょう!
【本選びのコツ】 失敗しない本の選び方 5つのステップ 4つのポイント
【仕事楽しむ】モチベーションとパフォーマンス向上コツ おすすめビジネス本5選
くだらない仕事はもうイヤ!『自分らしく仕事をする5つの方法』
仕事が終わらない!定時に帰れない!ムダな残業を上手に減らす5つのコツ
目次
ビジネス書が苦手になる3つの理由
せっかくメリットが大きそうなビジネス書なのに苦手になってしまうのはなぜ?
その多くは読書にまつわる“ちょっと辛い体験”に由来する場合もあるようです。
そもそも、慣れていない読書をしようとするだけでもハードルが高いのに、次のような体験をしてしまうと読書を遠ざける要因になってしまっています。
すすめられた本をとりあえず読んでみた
仕事をしていると上司やその他の人から、
「勉強のために○○って本を読んでみて」
「一般教養として○○って本ぐらい読むべき」
なんて、すすめられることがあります。
立場が上の人からすすめられたらなかなか断りづらいですよね?
しかも、ご丁寧に無料レンタルまでしてくれる上司なんかもいたりします。
渋々本を開いてみても“自分の欲しいと思っていない情報”や“自分に合わない文章”を無理やり頭に詰め込む苦行を強いられる。
その結果「読書はこりごり」となってしまうのも当然です。
欲しくない情報や自分に合わない本を読むのはNG。もしも興味があればその部分だけを読んでみて!
難しい本に手を出してしまった
前述の内容とも関係しますが、難しい本に手を出していませんか?
“小さい活字がびっしりの本”、“難しい言葉が並ぶ超専門的な本”
こんな本は開いただけでめまいがしそう…と思ったあなた!正解です。
自分の読書レベルに合っていない本を読んでも内容が理解できないのでぜんぜん面白くありません。
「とりあえず借りたから、買ったから読んでしまわなくては…」と無理に読んでも得るものは少ないし、本のことをどんどん嫌いになってしまいそうです。
直感的に「これはムリかも…」と感じる本は読むのをやめておく方がよいです。本を嫌いになる前に!
内容以前に“ある程度大きな文字”“初心者にもわかるような文章”なのかは要チェック!
目的もなく本を選んでしまった
「ベストセラーだから読んでみよう」「みんなが読んでるから読んでみよう」
こんな動機で読書をする人もいるのではないでしょうか?
もちろんその本の内容が、たまたま自分にハマれば言うことはありません。ラッキーです!
しかし、ラッキーなんてそんなに起こることでもないですよね。
自分が求めていない情報を頭に詰め込もうとしても、なかなか入って来ないのは学生の時の勉強と同じです。
- 多くの人 → 途中で読むのをあきらめて「今度読もう…」2度とページがめくられることはない。
- 忍耐のある人 → とりあえず読み終えて達成感!「あれ…、どんな内容だったっけ?」
(どっちみち役に立ってないじゃん…)
こんな感じで、ビジネス書から「学び」を得るはずが、無駄な支出と時間を費やすことになりかねません。
(苦行による達成感を得たい方は止めませんよ…)
こうなったら、「本を読みたい!」って気持ちはどんどん遠ざかっていくのも無理はありませんね。
自分の目的を明確にしておきましょう。
「仕事の効率を上げたい」「新しい考え方をみにつけたい」「先人の知恵に学びたい」…etc. まずは書籍から得たい情報をイメージ!
ビジネス書を読むメリット
昨今ではYouTubeやSNSなどネット環境で情報を取得することも増えてきました。
特に短時間でピンポイントに情報を抽出することにおいてネットは最適です。
では、ビジネス書を読むメリットってどんなトコロにあるのでしょうか?
正確性や網羅性が高い
これは他のメディアでも言えることですが、情報を仕入れることで今以上の知識を身につけることができます。
ただし、ネットではエビデンスに乏しい内容やフェイクも散乱しているので注意しなくてはいけません。
一方で本から得られる知識には次のようなメリットがあります。
- わかりやすくまとめられているものが多い。
- 比較的エビデンスがしっかりしているものが多い。
- その道のプロや専門家などが信念をもって書いているものが多い。
このような点から、学びを得るためにとても適したツールだと言えます。
ちなみに私は、強く意識をしているわけではないのですが、
- 最新情報や瞬間的、部分的に得たい知識はネット(専門サイトやブログ、YouTube等々)
- 網羅的に知りたい分野や知見を深めたいコトなどは読書
こんな風に何となく分けて知識を得ているようです。
いずれにせよ、真実を導き出すには自分で考えることが必要になります。
著者の考えを知ることができる
ビジネス書の多くは単なる教科書ではなく、成功者や経験者などの考えや思想が語られることも多いです。
日常でも、自分と違う考えを持つ人と会話をするときには学びが多いもの。
本も同じで、違う考えや思想に触れることは良い刺激になり、自分自身の発想や行動をアップデートしてくれます。
自分の考えを以って、違う人の考え方に触れる
ここから得られる学びは、とても大きいものになるでしょう。
自分に合った本の選び方
本を選ぶときは「今の自分に合った本」を選ぶとよいです。
読書の経験値、ほしい情報、好きなジャンル、考え方などその時々で変わるものも多いはず。
そのため、今の自分に合った内容でなければ、楽しいと思える本を選べない場合もあるのです。
このブログでは本の選び方を紹介した記事を執筆していますので詳しくはこちらの記事ご覧ください。
具体的で分かりやすい内容になっています。
ビジネス書を楽しむ4つのコツ
ビジネス書にメリットがあることは分かったけど、辛い思いをして読書するのは嫌だな…。と思った読書初心者の方!
- 「自然に1冊読み終える」
- 「なるべく簡単に読む」
- 「しっかりと役に立てる」
こんなことを実現して読書を楽しむ4つのコツは次の通りです。
ほしい情報をイメージする
『自分の欲しい情報をイメージする』
最も大切なポイントはこれです。これがなければ読書する意味もあまりありません。
『私は“○○について知りたい”、“○○を始めたい”』→だからこんな本を読みたい。
そのイメージさえあれば、ページを開く準備はOKです。
文字の大きい本・小見出しの多い本を読む
初心者が本をしっかり読み終えるためには、前項の「ほしい情報があるか」の他に
「読みやすい内容か」も重要です。
次の2つは、かなり読みやすい本のポイントです。
- 文字が大きく行間が広い
- 小見出しで細かく区切られている
文字が大きく行間が広ければ、見やすいので自然に頭にも入ってきやすくストレスがかなり軽減されます。
絵本などは分かりやすい例です。
また、小見出しで細かく区切られている文章は「次の小見出しまで読もう」っていうキリの良い目標設定が簡単。
その結果なので『気付いたら読書が進んでいた』となることも多くおすすめです!
ちょうどこの記事は、小見出しが多い構成になっています。
好きなところから読む
最初の1ページ目から読まなくてはならない。
そんなルールはありません!
小説ならばいざ知らずビジネス書は自由に選べる学びの書です。
- 目次を開いて自分に必要な部分から読んで行く
- “ほしい情報が派生した”や“他の項目に興味を持った”その時に別のページを開く。
ほしい情報は自然に頭に入ってくるものですよね。
アウトプットする
ビジネス書で得た知識を自分の考えや行動に定着させる良い方法があります。
『アウトプットする』
本で得た知識を早速、すぐに使っていきましょう。
例えば…
- 本から得た知識は“とりあえず”会話に交えてみてください。
- 段取りの組み方なら“とりあえず”まねしてみてください。
- PCの有効な時短術なら“とりあえず”使ってみてください。
この“とりあえず”がポイントです。
“とりあえず”なので失敗したら改善してまたアウトプットすればよい。
くり返すことで少しずつ身について成果が出れば読書に対する価値がより向上していきますね。
自然に学べるおすすめのビジネス書15選
ここで紹介する本は『自然に学べる』がテーマなので難解なものはほとんどありません。
どれも比較的読みやすい内容になっています。
その中でも目安になるようにページ数と読破難易度(易<中<難)を表記。
その他にも読みやすさや注目度などを主観でレビュー表示しています。
思考法や考え方を学ぶ
ここでは思考法や考え方を学ぶのに最適なビジネス書を紹介します。
仕事は楽しいかね
初版は2001年に発刊。現在も多くの人に読まれるビジネス名著です。
主人公と老人マックスとの空港での出会いから始まる物語はとても読みやすく、セリフとして自然に心に届きます。
仕事にマンネリを感じた時、楽しさを感じられなくなった時にはぜひ開いてほしい逸冊。
この本は“目標の達成まで世界は待ってくれないこと”や“目標を立てるよりも試すことの重要性”などを教えてくれます。
本書に出てくる「新しいアイデアというのは、新しい場所に置かれた古いアイデアなんだ。」というセリフは印象的。
ページ数 | 181P | 読破難易度 | 易 |
- 読みやすさ:
- 注 目 度:
- デ ー タ 量:
- 考え気付き:
1%の努力
“努力こそ美徳”とは昔々のお話。
冒頭で「頑張ればなんとなる」と思っている人を甘いと断じています。
現実を見て結果を出す。そのために思考することの大切さが分かりやすく説明されています。
個人的には“壺に石や砂利、水を入れて得られる教訓の話”はとても好きです。
新しいことに気付く一冊になるかもしれませんよ!
ページ数 | 277P | 読破難易度 | 易 |
- 読みやすさ:
- 注 目 度:
- デ ー タ 量:
- 考え気付き:
チーズはどこへ消えた?
消えたチーズを巡る物語。
環境を知り、現状を変えていく、踏み出す勇気を持つ。
当たり前だけど、気付かずに忘れてしまいがちな教訓が、たった94ページに詰まっています。
誰でもすぐに読めるので、おすすめです。
ページ数 | 94P | 読破難易度 | 超易 |
- 読みやすさ:
- 注 目 度:
- デ ー タ 量:
- 考え気付き:
ニューヨーク大学人気講義 HAPPINESS(ハピネス) GAFA時代の人生戦略
著者はニューヨーク大学の講師であり起業家。
絶頂からどん底までを経験した著者が、『幸せ』についての道徳的講義を説く本書。
GAFAが台頭する時代に広い分野(視点)から幸せについて考えさせてくれる内容です。
ページ数 | 251P | 読破難易度 | 中 |
- 読みやすさ:
- 注 目 度:
- デ ー タ 量:
- 考え気付き:
仕事術を学ぶ
ここからは仕事術。効率アップや時短など、直接的な仕事のやり方が分かるビジネス書を集めました。
学びを結果に変えるアウトプット大全
脳科学を基に学びをアウトプットする方法がつまった書籍です。
重要なことはインプットよりアウトプット。
なぜなら脳はアウトプットすることにより長期記憶し再現性を獲得するからです。
アウトプットの重要性と具体的な方法、効果がわかりやすくまとめられています。
ページ数 | 269P | 読破難易度 | 易 |
- 読みやすさ:
- 注 目 度:
- デ ー タ 量:
- 考え気付き:
世界最高のチーム グーグル流「最少の人数」で「最大の成果」を生み出す方法
『心理的安全性』 チーム運営で最も大切なことだと説きます。
つまり、チームの中で安心して力を発揮できることで参加する人の能力が活きてくるのです。
他にもチームの成果を最大限に引き出すグーグル流の仕事術がつまった本書はチームリーダーなどに最適なビジネス本です。
ページ数 | 247P | 読破難易度 | 中 |
- 読みやすさ:
- 注 目 度:
- デ ー タ 量:
- 考え気付き:
なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である
多くの人が抱える“仕事が終わらない問題”に時間軸で答える本書。
仕事が終わらない原因と対峙し、『ロケットスタート時間術』で余裕のある段取りと人生への影響がわかります。
著者の中島聡氏は米マイクロソフトで“右クリック”や“ドロップ&ドラッグ”などを開発した人物
ページ数 | 287P | 読破難易度 | 中 |
- 読みやすさ:
- 注 目 度:
- デ ー タ 量:
- 考え気付き:
仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方
人間の脳はいい加減。
メモリーミス/(忘れた)・アテンションミス/(見落とした)・コミュニケーションミス/(伝わってない・聞いてない)・ジャッジメントミス(判断を間違えた)
4つのミスに分類しその傾向と対策をすぐに役立つ形式で教えてくれます。
ページ数 | 238P | 読破難易度 | 易 |
- 読みやすさ:
- 注 目 度:
- デ ー タ 量:
- 考え気付き:
知識や教養を学ぶ
このコーナーは知識や教養。仕事をする上での知恵につながる間接的な学びを集めています。
Numbers Don’t Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ!
人々、国、食、環境、エネルギー、移動、機械の7章から世界の情勢を見ていく本書。
重要なのは事実そのものではなく、その事実を多角的にみて正当性を読み解くこと。
数字に踊らされることのない、数字を読み解く力は本書で学ぶことができます。
ただし、初心者にはかなりボリュームのある本なので、色んな本に慣れてから読むのもいいかも。
ページ数 | 356P | 読破難易度 | 難 |
- 読みやすさ:
- 注 目 度:
- デ ー タ 量:
- 考え気付き:
経済学なんて教科書だけでわかるか!ボケ!!・・・でも本当は知りたいかも。
経済のコト全く分からない人でも安心して読めます。
物価、GDP、インフレにデフレなど日頃耳にするけどよく分からないってことありませんか?
そんな経済に関することをとっても身近な例えで教えてくれる最も初心者向けの経済書籍かも。
ページ数 | 271P | 読破難易度 | 易 |
- 読みやすさ:
- 注 目 度:
- デ ー タ 量:
- 考え気付き:
FACTFULNESS(ファクトフルネス)
私たちは思い込みの中で生きています。
そのことを多くの証拠を添えて突き付けてくれる本書は、事実に基づく世界の見方を再定義してくれるでしょう。
小見出しの区切りが多いので読みやすいのですが、そこそこページ数があるので読書初心者は直感的に面白そうなところから読んでもいいかもです。
ページ数 | 397P | 読破難易度 | 難 |
- 読みやすさ:
- 注 目 度:
- デ ー タ 量:
- 考え気付き:
並べて学べば面白すぎる 世界史と日本史
世界史と日本史を並べて再確認することができる本。
日本が国家として外国と関わり出した7世紀以降の歴史を見ていきます。
私は日本史好きなのですが、世界史も一通りおさらいしたいと思っていた時に出会った書籍です。
ページ数 | 261P | 読破難易度 | 中 |
- 読みやすさ:
- 注 目 度:
- デ ー タ 量:
- 考え気付き:
新しい時代を学ぶ
未来を読み解くための知恵。先を見据えるのに最適な書籍を集めました。
ニュータイプの時代
肩書や権威性を超えた思考、規範に縛られない自らの倫理観。
そして、自分の「あるべき理想像」を持ち、直感的に試行することが重要であること。
ニュータープとオールドタイプを対比しこれからの時代に必要なものをあぶり出す。
世界が変わった、私たちも変わらなければと気付かせてくれる書籍です。
ページ数 | 351P | 読破難易度 | 難 |
- 読みやすさ:
- 注 目 度:
- デ ー タ 量:
- 考え気付き:
2040年の未来予測
人口減少・経済・天災などなどフラットに未来を予測すれば2040年の未来はわりと厳しいという現実。
私たちはその現実をしっかりと直視した上で、幸せに生きてゆけるよう考えなければならない。
そのことをファクトに基づき教えてくれる書籍です。
ページ数 | 271P | 読破難易度 | 中 |
- 読みやすさ:
- 注 目 度:
- デ ー タ 量:
- 考え気付き:
ニッポン2021-2050 データから構想を生み出す教養と思考
歴史を知り、テクノロジーと伝統を融合する。日本の諸問題を直視し社会をアップデートする。
その具体的な道筋が落合陽一氏と猪瀬直樹氏の共著により描き出されています。
表や図が多くとても読みやすい内容です。
ページ数 | 191P | 読破難易度 | 易 |
- 読みやすさ:
- 注 目 度:
- デ ー タ 量:
- 考え気付き:
おわりに(ビジネス書から楽しく学ぼう)
読書が苦手な方。
まだ本格的に読書をしたことがない方。
1日の時間をほんの少しだけ読書をする時間に費やしてみてください。
“1~2ページ”・“小見出しから小見出しの間”・“1日に5分だけ”読書してみてください。
スモールリーディング(今作った造語です)を繰り返していたら、たまに心に刺さるフレーズが現れます。
そのフレーズをあなたの仕事にアウトプットする。
その瞬間、あなたの手元にあるビジネス書は購入した価格を大きく凌駕した価値のある書籍になります。
だって、あなたの人生の一コマに小さな影響を与えたのだから。
願わくばこの記事が、小さな影響のきっかけになれると幸せです。
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