こんばんは。
今宵も音楽と読書を楽しむSUGI₋SUGUです。
おすすめの書籍とその本に合う音楽を勝手にコラボして紹介してしまうコーナー第5弾!となります。
『読書と音楽を一つの体験として感じてほしい』そんな思いから始めてみたシリーズ投稿です。
今回のコラボテーマは『苦難を乗り切ろう!』です。
今回もよい体験になりますように。
おすすめの書籍
本書は“そう遠くない未来を生き抜く知恵を授けてくれる”の一冊です。
- 読みやすさ:
- 感 動:
- 役に立った:
本書の著者は元日本マイクロソフト社長の成毛 眞さん。
ご存じの方も多いと思いますが、現在HONZ代表の代表、早稲田大学客員教授、ベンチャー企業の代表や顧問等々幅広い活躍をされている方です。
さて、今回紹介する成毛さん著書「2040年の未来予測」では、“決して明るくないこの国を取り巻く近い未来”が描かれています。
数々の問題を抱えるこの国では、いまだに
「モノづくりが強いから大丈夫」
「世界でもトップクラスの経済大国だから問題ない」等々、
思考停止ともいえる根拠のない楽観論に陥っている人も多いようです。
しかし、この本ではAI・5G・人口減少・年金・ベーシックインカム・衣食住・教育・南海トラフ・温暖化…etc.
数々の分野でファクトを引用し「日本結構やばいよ」と教えてくれます。
その上で、著者の根拠に基づくアドバイスが散りばめられているんです。
現実を知り受け入れると見える世界が変わる。
だから、私たち個人が現実と対峙し考えることで幸せの方角にかじ取りをすることができます。
本書は将来に漠然とした不安を抱える人や、自分の方向性を確かめたい人などにおすすめです。
[印象に残った言葉]
本書引用:生き残るのは優秀な人ではなく環境に適応した人であることは歴史が証明している
本選びのコツについては、以前投稿した“【仕事楽しむ】モチベーションとパフォーマンス向上コツ おすすめビジネス本5選”もご参考にされてください。
おすすめのBGM
フルトヴェングラーとウイーンフィルの奇跡
ベートーヴェン第3交響曲[英雄(エロイカ)]はそれまでの音楽に革新をもたらしたと言われる交響曲です。
20世紀の三大指揮者として名高い巨匠「フルトヴェングラー」と世界最高峰のオーケストラ「ウイーンフィル」により、英雄(エロイカ)の演奏史に残る奇跡の名演が生まれました。
この名演奏が生まれたのは1944年12月。人類が史上最大の戦争を経験する最中です。
演奏はドイツ帝国放送によって録音され、戦後アメリカに持ち帰られた後、多くの海賊版のような音源が出回り、その中からウラニア社が録音テープを購入し、同社から1953年にLP盤が発売されました。
ここから「ウラニアのエロイカ」と呼ばれています。
「ウラニアのエロイカ」は戦火を逃れ、指揮者や演奏者の意図しないところで音源化され、指揮者による訴訟や廃番など、その他、幾多の苦難を経験し乗り越えた演奏だと言えます。
さて、録音は1944年のモノラル音源。現代のステレオ又はサラウンド音源とは一線を画す録音です。
この名演では指揮者の巧みなタクトにより、緩急自在にベートーヴェンを描いていきます。
そしてこの演奏と抜群の相性で挑むのがウイーンフィルの豊潤な演奏です。
気高く昇華された感情を説得力のある表現で描き出された録音は、まさに「英雄(エロイカ)」の風格です。
ぜひ、ご一聴ください。
コラボしてみた感想
今回はこのコラボはテーマは苦難を乗り切ろう!でした。
現代の日本社会は、これから大きな苦難を迎える前段階なのかもしれません。
しかし、「ウラニアのエロイカ」のようにどんな苦難が降りかかっても、最高の演奏は時代を超えて愛され続けることを証明してくれます。
私たちの行動においても、歴史に学び、苦難を知ってこそ次の時代を力強く生きていけるのかもしれません。
そんな感覚で「2040年の未来予測」を読みながら「ウラニアのエロイカ」を流してみると、モノラル音源が心地よく未来予想の手伝いをしてくるでしょう。
今回ご紹介したコラボのポイントは?
- 歴史に学ぶ、現実に学ぶ、そして明日を切り開く。
そして、事実を基に考えることができること自体が実は幸せなことかもしれませんね。
お好きな音楽をどうぞ
その他にも色んな楽曲があなたの読書の友人になってくれるはず。
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