どうもこんばんは。
「アイテムなんてどれも同じさ!」と自分に言い聞かせては新しいオーディオアクセサリーを試してしまうsugi-suguです。
さて、みなさんはオーディオアクセサリーを使用したことありますか?
インシュレーターやケーブル、電源やラックなど、音が変わると言われているアイテムは実に様々。
そんなオーディオアクセサリーと部屋や機材を組み合わせることで“自分の大好きな音”を構築することがオーディオの楽しみ方の一つでもありますよね!
しかし、オーディオアクセサリーを使ってみたものの…
- 「使ってみたけど音よくなったのかわからない」
- 「高いお金払ったんだから効果あるはず…」
- 「もちろん、めちゃめちゃ効果ありますよ!」(と言わないと素人っぽいのでとりあえず言ってみる…)
こんな風に、何だかよく分からない感じになったことありませんか?私はあります。
ということで、今回の記事では“効果があったり、なかったりのよく分からないオーディオアクセサリー”について次のことをチェックしていきましょう。
ムダな出費をせずより良い音で音楽を楽しむために、ダラダラと趣味のオーディオを続けて15年のsugi-suguが経験を踏まえた効果の高いアイテムを紹介していきます。
この記事をチェックして効果的にコスパよく音質を向上させられるオーディオアクセサリーを探してください!
割と長い間オーディオと向き合い、オーディオは自分に正直に楽しむことが一番だ!気付いた今日この頃…。プラシーボと上手に付き合うことも大事なんです。
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目次
オーディオアクセサリーを使う意味
まずはオーディオアクセサリーを使用する意味を考えていきましょう。
音質向上
当然ですがオーディオアクセサリーの最も重要な意味は『音質向上』です。
様々なアイテムはアンプやスピーカーなどのオーディオシステムが奏でる音をより良いものにしていくという使命を担っています。
オーディオアクセサリーの多くは各メーカーの研究・開発を経て理論や根拠に基づき製造されています。
そのアイテムをシステムに組み込んでいくことで、より良い音、そしてより好きな音に近付けていくことが可能になるんです。
見た目も重要
そしてもう一つ、オーディオアクセサリーは『意匠性』つまり“見た目”も重要だと私は考えています。
好きな音楽を聴くことで自分の気持ちがちょっぴり幸せになったりします。自分の好きなものを見る場合にも同じようなことが言えるでしょう。
つまり、オーディオを楽しむコツの一つは自分の好き集めることなんです。
音に良いからと言って、卵のパックみたいなのを壁や天井に張り巡らせて、雰囲気を無視した不思議な機材がところ狭しと置いてある部屋では、せっかくの星空の夜でも“月光のソナタ”を聴きたいとは思えないかもしれません。
オーディオアクセサリーは効果があるのか
さて、数多あるオーディオアクセサリーは全てメーカーや評論家、口コミやレビューの通りに効果を発揮するのか?
全てと言われれば答えは『NO』です。
その理由を見ていきましょう。
適切なものを選択できるか
オーディオアクセサリーは必要な部分に適切なアイテムを使用することで効果を発揮してくれます。
ドライバーでネジを締める時に、サイズの合わないドライバーを使用しても、とても締め辛くドライバー本来の能力を発揮することができないのは皆さんもご存じの通り。
オーディオアクセサリーも同じく、例えば“音が響きすぎている”状態で“ケーブルを交換”してもあまり効果を感じることはできないでしょう。
この場合は『吸音材で余分な音を取り除く』や『インシュレーターで不要な共振を制御する』などの方法が考えられます。
つまり、オーディオアクセサリーは適材適所で配置することでようやく効果を発揮するものがほとんどです。
何が不満?どう改善したい?何を使用する?この3ステップをなるべくロジカルに繰り返すことで、音質向上の答えになっていったりしますよ。
感覚は人それぞれ違う
あなたの感覚は研ぎ澄まされていますか?
私は鈍感です。
音楽をやっていたので、音楽に触れていない人よりは音楽に対して敏感です。でも、ヘルベルト・フォン・カラヤンからすればきっと私は極めて鈍感な部類なのでしょう。
つまり、感覚は人それぞれ違うということ。
オーディオアクセサリーを導入したとしても“Aさんは変化を感じたけどBさんは全く分からない”なんてことがよく起こってしまうんです。
「自分には感じることのできない音もある」という事実を受け入れてオーディオを楽しむことは、ムダな出費を抑えてオーディオを本当に楽しむコツです。
雑誌やネットに“○○は低音の強化に絶大な効果あり”なんて文言があっても話半分で聞いておきましょう。
傾向などは分かるかもしれませんが、結局のところ大事なのはあなたがどう感じるかなんですよね。
効果がないものもある
適材適所や感覚の問題ではなく、価格に見合うだけの効果がないもの、感じられないものも売られているという事実を知っておきましょう。
ここでポイントになるのが2つです。
ポイント① 音の変化が理論上は成立するが、人が感知できる限界を超えているとされるものがある。
ケーブルなどで論争が巻き起こります。例えば「わずか数メートルのケーブルを変更したところで電気信号のわずかな変化を人間が感じられるのか?」という論争は数十年間決着のつかない話です。
ケーブルは効果を感じる人、効果を感じない人、効果があると信じている人、効果がないと信じている人の間で議論の余地がありますが、少なくともケーブルを換えただけではスピーカーを換えることと同程度の効果はありません。
ポイント② 音の変化が理論上成立していないが、効果を感じる人もいる。
「シールを貼れば音がよくなる!」なんてのは、「壺を買えば運気がUP!」と同じくらい怪しいものですがそれでも需要と供給が成立していたりします。
大きくはバイアスとプラシーボが関係しているのでしょう。
「雑誌や評論家が論理的に説明していたから」、「レビューの評価も高いし」、「コメントも良いものが多い」などの“心理的バイアス”がかかってしまい、そして実際に使ってみると、“プラシーボ効果”で性能以上に肯定的に効果を感じてしまい、それがレビューやコメントになって…というループパターンもあるので要注意です。
私はケーブルで音が変わる派です。でも、「音がよくなるシール」より「ニッパーくんの置物」をスピーカーの上に置く方が音がよくなる“気がします”。だって好きなんだもん!
過度の期待は禁物
ということでオーディオアクセサリーに過度の期待は禁物です。
オーディオアクセサリーを使用すれば、多くの場合一定の効果を得られることは事実です。そして、その効果をどう感じるかは人によることも確か。
重要なのは過大広告に踊らされず、適材適所でアイテムを購入することでしょう。
断言できるのは、どんなアイテムも導入したからと言ってスピーカーやアンプを入れ替える程の変化はあり得ないということ。
オーディオアクセサリーはギターのエフェクター的なものではありません!
効果を感じやすいアイテムは何?(実体験)
効果的に使えば音質向上が見込めるオーディオアクセサリーです。
実際に私が使ってみて効果の大きかったアイテムを主観も交えて紹介していきます。
インシュレーター(スパイク)
オーディオにおけるインシュレーターの役割は振動を制すること。
オーディオは各機材からそれなりに振動を発生させています。そして振動は必ず音に影響を及ぼします。なぜなら音も振動だから。
つまり、振動を制する者はオーディオを制すと言っても過言ではないくらい重要なんです。
とは言え、この項目を突き詰めていくと一つの記事では収まり切れなくなるので、ここではインシュレーターの効果とタイプごとの特徴だけ押さえてください。
インシュレーターの効果
インシュレーターの効果がはっきり出やすいのはスピーカーです。ポイントは2つ。
①スピーカー自体が振動して音を発生させているので、スピーカーの振動が設置しているラックやスタンド、その他のものに影響する。
②スピーカー自体が振動して音を発生させているので、それ以外の振動がスピーカーに伝われば不純な振動となりスピーカーの再生音に影響する。
タイプ別の特徴
インシュレーターにはいくつかのタイプや材質があり、効果や特徴が異なります。
次の表はインシュレーターの傾向を簡単にまとめたものです。選ぶ際の目安にしてください。
効果 | タイプ | 材質 | 音の傾向 |
振動を緩和する ↑ 中間 ↓ 振動を遮断する |
平型 (緩和傾向/材質の特徴出やすい) |
ゴム材 | 低音の向上等 |
木材 | ナチュラル傾向 | ||
スパイク (遮断傾向/材質の特徴出にくい) |
石材 | 比較的高解像度寄り | |
金属 | 解像度重視の傾向 |
※一般的な傾向なので、上記の通りではありません。
インシュレーターの役割はアンプやプレーヤーなどの各メイン機材に匹敵するほど重要になっている場合があるので、しっかりとチェックしておきたいポイントのひとつです。
スピーカーケーブル
スピーカーケーブルを交換する目的は、電気信号を正確にスピーカーに伝えること、素材や構造の固有の特色を楽しむことです。
先ほど「ケーブルの効果には論争がある」と言いましたが、ここでは主に私の実体験を踏まえて紹介していきます。
私はスピーカーケーブルで音は変わると考えていますが、その根拠は「だって変わるんだもん」という極めて個人的な感想と、自宅で行った“なんちゃって”ブラインドテストです。
ブラインドテストとは被験者に情報を与えずに交換したものを当ててもらうテストです。バイアスやプラシーボのない客観的な判断ができるテストです。
我が家では約10年ほど前に私が被験者、妻が実験者となりスピーカーケーブル、電源ケーブル、RCAケーブルのテストを行ったことがあります。
結果は次の通り。
テストケーブル | テスト回数 | 正解数 | 正解率 | テスト中の感触 |
スピーカーケーブル | 11回 | 10回 | 約91% | けっこう自信あり |
電源ケーブル | 6回 | 4回 | 約67% | 分かったような気がする |
RCAケーブル | 6回 | 2回 | 約33% | 分かったような気がする |
ちなみに、“なんちゃって”としているのは、二重盲検ではないこと、試験回数が少ないこと、テスト環境が自宅であることにより、客観性を欠いている点が否めないからです。
個人的にはスピーカーケーブルは聞き分けが可能。電源ケーブルは何となく分かったつもり。RCAケーブルはたまたま調子が悪かったということにしたい。と都合よく結論付けました。
ちなみに、私はプラシーボも含めてオーディオを楽しみたいので追試は考えていません。
あと、白っぽいケーブルが好きなので我が家のスピーカーケーブルはホワイト系が多いです。
吸音材
吸音材は部屋の音響調整などに使用することが多いアイテムです。
不要な音を吸収して定位や解像度など音質の向上を狙います。
吸音材の効果は論理的に否定のしようがない部分が大きく、ホールやスタジオ、実験室や無響室などの音調(主に残響)は理論と実測に基づき調整されます。
つまり理論に基づき使用すれば音の調整に効果があることが実証済みのアイテムと言えます。
しかし、自宅で専門家に調整してもらうのはなかなかお金が掛かってしまうし、音のことだけを優先して部屋を吸音材だらけにするのもナンセンスです。
ちなみに吸音材と合わせて拡散パネルを使用すると効果的ですが、今回はより効果を感じやすいアイテムとして吸音材を取り上げています。
アクセサリーを購入する前の効果チェック方法
ここからは、前項で紹介した“インシュレーター”・“スピーカーケーブル”・“吸音材”を導入すると効果があるかどうかを、購入する前に実際に自分の部屋で確かめてみましょう。
とは言ってもなるべくお金の掛からない方法で!
次に紹介する方法で特に違いを感じられなかったり、何もしない方が良さそうな場合は、無理してアクセサリーを購入する必要はありません。
インシュレーターの効果は10円で試す
インシュレーターは不要な振動を伝え合わないようにすることが目的でした。
なので、とりあえず手元にあるもので試してみましょう。
ステップは次の通り。
- STEP1コインをインシュレーターにする高さが等しい10円玉のようなコインをスピーカーに下に置きます。コインを置く場所はスピーカーの“底面4角”または、“前2ヶ所・後1ヶ所の3ヶ所”とりあえずどちらでもOKです。
- STEP2材質の違いをチェックするSTEP1変化を感じるようならば、手元にある高さが等しいものをいくつか試してみます。金属、木材、ゴム製など材質で違いがあるかをチェックしてみましょう。
- STEP3音に対する希望がないかを考えるSTEP2で何となく音の違いを確認したら「もう少し解像度を上げたい」や「自然なサウンドに近付けたい」などの音に対する希望を考えてみてください。“希望があればインシュレーターを購入してみる”で十分です。
おすすめのインシュレーターはコチラ
スピーカーケーブルの効果は数百円で大丈夫
スピーカーケーブルは交換することで電気信号を正確にスピーカーに伝えること、素材や構造の固有の特色を楽しむことが目的でした。
こちらはとにかく安いもので試してみましょう。
ステップは次の通り。
- STEP1とにかく安いスピーカー用ケーブルを調達アマゾンや楽天、100円ショップやホームセンターなど、どこでもいいので1番安い「VFFケーブル」とちょっとだけ高い「OFCケーブル」を左右のスピーカー分購入してください。全て1mあたり300円以下のケーブルで十分です。
- STEP2違いを感じたらオーディオ用スピーカーケーブルを購入してみるオーディオ用のスピーカーケーブルは割と高額です。違いを感じないものに無理して費用を掛ける必要はありません。変えてみて「音が変わった」と感じるのであればケーブルの太さよりも、材質の違いで購入する方が音の違いを楽しめるかもしれません。
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吸音材の効果を無料でチェック!
最も変化を感じやすいのは吸音材かもしれません。
不要な音を吸収して定位や解像度などを向上させるアイテムでした。
吸音材の効果はとりあえず自宅にある布団やクッションなどでチェックすることができます。
ステップは次の通り。
- STEP1ふかふかなものを部屋にぶち込むとりあえずふかふかなもの(布団、クッション、ぬいぐるみ等々)を部屋にぶち込んで、入れる前と後の音の違いを確認します。
特に部屋の角やスピーカーの後ろは効果的なので重点的に置いていきましょう。 - STEP2ぶち込んだふかふかなものを少しずつ取り除くとりあえずぶち込んだふかふかなものを少しずつ取り除いては音楽を鳴らす、取り除いては音楽を鳴らすを繰り返しましょう。この際に効果が大きい部屋の角とスピーカーの後ろを最後まで残しておくことがポイントです。一番気持ちよく音楽を聴けたふかふかの量と場所をチェックします。残ったふかふかの部分に吸音材を設置するかどうかを検討してみてくださいね。
おすすめの吸音材はコチラ
注)吸音材は使いすぎるとつまらない音になるので要注意!
効果を感じやすい“おすすめオーディオアクセサリー10選”
ここからは効果を感じやすいオーディオアクセサリーを10アイテム紹介します。
私が実際に使ったことのあるアイテムまたは使ったものと同じメーカーや同系統のアイテムを集めてみましたので、ほぼ実体験に基づいた紹介となっています。
レビューや音の傾向、紹介文は体験に基づく個人の感想です。
参考にしてみてください。
☆効果の高いレコードカートリッジはコチラ
インシュレーター
ここでは余計な振動を遮断するインシュレーターを紹介します。
個人的には一番いろいろ試してみたオーディオアクセサリーです。
そして、オーディオアクセサリーの中でも割と気軽に音の変化を楽しめるアイテムかもしれません。
オーディオテクニカ AT6098
とりあえずこれ買っとけば大丈夫!
[レビュー]
●解像度 :
●定位感 :
●柔らかさ:
●コスパ :
製品情報 | |
材質 | 真鍮/ハネナイトゴム |
構造 | ハイブリッド3層構造 |
音の傾向 | バランスタイプ |
バランスの取れたコスパ最強インシュレーターです。
真鍮をハネナイトで挟んだハイブリッド構造は不要な振動を吸収し遮断するので高い制振性能を実現しています。
その結果、定位が割としっかり決まり音源に含まれる情報を再現してくれるんです。
固有の色付けも少なく良い意味でフラットな音質で、価格も3,000円前後ときたら一度は使ってみたいインシュレーターです。
発売が2002年のロングセラーのアイテム。私が最初に購入したインシュレーターでもあります。
いまでも実家のウッドコーンスピーカーを支える縁の下のチカラモチ!
山本音響工芸 QB-3
カッチコチの木材で響きと制振を楽しむ
[レビュー]
●解像度 :
●定位感 :
●柔らかさ:
●コスパ :
製品情報 | |
材質 | 木材(アフリカ黒檀) |
構造 | 単一構造 |
音の傾向 | 美音タイプ |
比重の高い木材のアフリカ黒檀を使用。
アフリカ黒檀といえば楽器などにもよく使われる重くて響きが美しい材質です。
この特性はもちろんインシュレーターにも最適で、不要な振動をしっかりと遮断した上で、本来の音にひとひらの美しさを添えた音質を奏でてくれます。
値段も4個入りで2,000円弱と比較的お求めやすい価格設定が嬉しいポイント。
以前紹介した“【安くて簡単】スピーカーの音をグレードアップ!手軽に音質を向上させる5つの方法/アサダ桜キューブインシュレーター”の姉妹機になります。
我が家のサブシステムB&W685の前インシュレーター、今はケーブルインシュレーターとして使用中。さらに山本音響工芸のアフリカ黒檀PB-10をメインシステムのスパイク受けとして使用しています。
気付いたら我が家はアフリカ黒檀、多いんですね…。
KRIPTON IS-111
秀逸な制振でオーディオそのもの音を奏でる
[レビュー]
●解像度 :
●定位感 :
●柔らかさ:
●コスパ :
製品情報 | |
材質 | ステンレス/シリコン |
構造 | ハイブリッド構造 |
音の傾向 | 解像度タイプ |
無機質にならない解像度が生きた音楽を再生してくれます。
高い解像度を支えるのはメイン素材でもある硬度の高いステンレス。
音源が持つ情報を、極めて曖昧さの少ない形で伝達してくれるのはメイン素材の能力によるものでしょう。
しかし、金属特有のきめ細かさは時に無機質に感じられることがあります。
この点を解決するのがシリコン製Oリング。
シリコン素材が加わり、すべり止めとしての役割だけではなく、ステンレスの固有振動を緩和し解像度を保ったまま人間味の溢れる自然な響きを表現してくれます。
別の記事でも紹介していますが、私は同系統で下位モデルのIS-100(製造完了)をスパイク受けとして使用しています。インシュレーターはけっこう使ってみましたが、とっても好きなアイテムです。
↓[我が家のスピーカーインシュレーター紹介]↓
ステンレス製 スパイク
スパイクの音を楽しみたいならコスパの良いコチラ!
[レビュー]
●解像度 :
●定位感 :
●柔らかさ:
●コスパ :
製品情報 | |
材質 | ステンレス |
構造 | 単一構造 |
音の傾向 | 解像度タイプ |
コチラの製品は使ったことはないのですが、コスパよくスパイクの音を楽しめそうなので紹介します。
経験上の想定になりますのでご了承ください。
ステンレス素材により金属インシュレーターのクッキリした解像度、定位感に優れた音を思い描いてしまいます。
その特徴をスパイクが際立たせワンランク上の音質に変えてくれるのではないかとも思います。
また、ステンレスの固有振動による美音調も楽しめるんだろうなぁ…と想像したらとりあえず購入してみたくなるスパイク型インシュレーターです。
コスパよく解像度上げたい時にいいかも。私はホームセンターなどに行くとインシュレーター代わりになりそうなものを購入したりもします。
スピーカーケーブル
正確に信号を伝搬するためのケーブル。
中でも私の実体験から音の変化を楽しめたケーブルまたはその姉妹モデルを紹介します。
\詳しいスピーカーケーブル専門記事はコチラ/
BELDEN STUDIO716EX
色付けのない音源そのままの音を再生
[レビュー]
●高 音 :
●低 音 :
●色付け :
●コスパ :
製品情報 | |
導体材質 | OFHC銅 |
構造 | 平行型 |
音の傾向 | フラットタイプ |
レコーディングスタジオなどの音楽現場での使用を想定してつくられたケーブルです。
最高峰のフラット音質は音源をそのままスピーカーに伝送してくれる実に真摯な音質が魅力です。
色付けのないオーディオシステムを構築したいなら必須と言っても過言ではないスピーカーケーブルのひとつと言えるでしょう。
特徴がないという最強の特徴で価格もリーズナブル、コスパも最強クラスのケーブルです。
基準のオーディオケーブルとして一家にひと組持っておきたいスピーカーケーブル。色々使ってフラットな音がよく分からなくなってしまったらこのケーブルでリセット!
QED SILVER ANNIVERSARY-XT
銀をまとう美しい音色
[レビュー]
●高 音 :
●低 音 :
●色付け :
●コスパ :
製品情報 | |
導体材質 | 銀メッキ99.999%OFC導体 |
構造 | 平行型 |
音の傾向 | 美音タイプ |
英国のケーブルメーカーQEDによる気品のある煌びやかな音質のケーブルです。
純度99.999%の5NOFCによる正確な情報伝達は解像度や定位を担保し、さらに銀メッキでコーティングすることにより上質な音質を表現します。
特に高音の表現は弦楽器やピアノなどの繊細で美しい倍音までも、心に浸透するような音楽を奏でてくれますよ。
私はメインシステムをバイワイヤーで接続していて、QED SILVER ANNIVERSARY-XTは低音担当で頑張ってくれています。下位モデルのQED Silver Microも所有していますが、QED SILVER ANNIVERSARY-XTの方が低域の量感が増します。
ひとつ問題があるとすれば、被覆がかなり硬いので慣れていない人はケガしないように要注意!
AET EVO-F200
国産高純度銅によるハイクオリティーな描写
[レビュー]
●高 音 :
●低 音 :
●色付け :
●コスパ :
製品情報 | |
導体材質 | PVC導体 (プレミアムバージン無酸素銅) |
構造 | 平行型 |
音の傾向 | バランスタイプ |
クオリティの高い国産ケーブルを製造するAETのハイコスパなケーブルです。
導体には高純度のプレミアムバージン無酸素銅純度が使用され、アンプから音楽情報を正確にスピーカーに伝達してくれます。
音楽の温かさや鋭さ、圧力など豊かな表情をそのまま届けてくれる能力は価格以上のパフォーマンスと言えるでしょう。
ロックやジャズのアタック感やグルーブ感もバランスよく再現してくれるケーブルです。
AETのケーブルは我が家のメインシステムの高音担当です。現在は生産完了モデルのPRIMARY SP-200を使用していますが、EVO-F200しばらく使用していました。
現在は実家で活躍中。
SUPRA
広大で柔らかな光と影を描き出す。
[レビュー]
●高 音 :
●低 音 :
●色付け :
●コスパ :
製品情報 | |
導体材質 | 錫メッキ高純度銅 |
構造 | 平行型 |
音の傾向 | バランスタイプ |
ヨーロッパ最大のシェアを誇るSUPRAの表情あふれるケーブルです。
錫でメッキされた高純度の導線は情報を伝達することはもちろん、音楽が持つ感情までもスピーカーで再生できることを教えてくれます。
心地よい響きが広がるイメージはとても魅力的で帯域の広いオーケストラなんかも表情豊かに再生してくれます。
店員さんのおすすめで買ってみたケーブル。
シングルワイヤー時に我が家のシステムと最も相性のよかったケーブルなんですが、帯域の広さもさることながら、陰影の表現に感動しました。
吸音材
不要な音を吸収して定位や解像度の改善を期待できるのが吸音材です。
我が家では引っ越した後、定位がなかなか決まらない時に救ってくれたのが吸音材でした。
遮音材ではないので購入する際は用途に注意しましょう。
なお、拡散パネルなどと組み合わせるとより効果的ですが、今回は費用対効果を感じやすい吸音材のみご紹介です。
東京防音 ホワイトキューオン
反響や音圧の量を整える
[レビュー]
●高音の減衰:
●低音の減衰:
●見た目良さ:
●コスパ :
製品情報 | |
原材料 | ポリエステル(ペットボトルリサイクル) |
効果 | 音の減衰 |
用途 | 音圧や反響音の調整、防音など |
音の減衰に効果を発揮する吸音材です。
特定の音が強すぎる場合や、不自然な響きを処理したい場合などに大きな効果を発揮してくれるので便利です。
不要な音を取り除いてなるべくクリアな音に整えたい時に大きな効果を発揮してくれますし、遮音と組み合わせれば、効果の高い防音材として使用することもできます。
主原料がペットボトルなので環境にも配慮されているのもポイント。
音にも環境にも優しいホワイトキューオンです。
スピーカー後ろの不要な響きを抑えるのに使っています。50㎜・10㎜・7㎜の3タイプあるんですが、50㎜は加工しにくいのでちょっと要注意です。
東京防音 ミニソネックス
フラッターエコーや残響などを調整する
[レビュー]
●高音の減衰:
●低音の減衰:
●見た目良さ:
●コスパ :
製品情報 | |
原材料 | 特殊ウレタン・フォーム |
効果 | 音の調整 |
用途 | フラッターエコー対策・残響の調整など |
音調として使用できる吸音材です。
ホワイトキューオンよりも高い吸音効果と音質改善が見込め、ピンポイントにしっかりと吸音したい場合などに便利な吸音材となっています。
例えば天井角のフラッターエコー対策や室内の残響調整などを手軽で効果的に実施できる優れモノ。
「何となく響きがおかしい気がする…」みたいなときに使ってみると良いかもしれません。(我が家がそうでした!)
我が家ではスピーカー上の天井のフラッターエコー対策でミニソネックを使用中です。使用する前と比べると定位感が大きく改善されました。
音調パネルなんかはかなり高額なものも多いので、こちらを試してみてはいかがでしょう。
我が家のセッティング例
一例ですがセッティング例をコチラの記事で紹介していますので参考にしてみてください。
まとめ
ということで、ここまでのおさらいです。
この記事でオーディオアクセサリーについて次のことを確認していきました。
ここで紹介したアイテムは比較的効果を感じやすいものですが、それでも感じ方や環境、システムによって変わります。
オーディオって人それぞれに可能性が宿るんです。
そして、ひとつ工夫すれば新たな表情を見せてくれるオーディオにおいては、アクセサリーも使い方によってとても効果の高い音質改善アイテムになり得ます。
だけど、忘れてはいけないのは、オーディオは音楽を楽しむための相方だということ。
ひたすら良い音を追い求めること自体はとても楽しいことだと思います。
しかし、個人的にはオーディオの音質改善にばかり時間を割いて、肝心の“大好きな音楽を聴く時間が削られる…”なんて、ちょっと寂しい感じがしてしまいます。
“大好きな音楽を自分の好きな音でたくさん聴けるオーディオライフ”が私の理想です。
皆さんはどんなオーディオが好きですか?。
自分に合ったオーディオの楽しみ方を見つけてみてください。
手軽なスピーカーの音質向上記事はコチラ
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