こんばんは!
DAPのお供に良い音を求めていたら、有線イヤホンが増えていってしまうsugi-sugu(スギスグ)です。
便利なワイヤレスイヤホンの需要が高まる中で、有線イヤホンの人気は根強く新製品が続々と発売されています。
そして、有線イヤホンが人気の理由には「高音質」を求めている方が多いことがあげられます。
しかし、実際にイヤホンを購入してみても、低音が響きすぎる、高音が刺さるなど、良い音に感じられず、「イヤホン選びに失敗した…」という経験はありませんか?
この記事では、イヤホンを失敗しないように選ぶために、次の本当に重要な5つのポイントを実体験から解説していきます。
- 有線イヤホンとは?
- 有線イヤホンのメリット・デメリット
※メリット・デメリットを再確認 - 一般的に言われている選び方って本当に重要?
※重要度やポイントを解説 - 失敗しない選び方 本当に重要なポイント!
※実際にイヤホンを選んできた経験から解説 - 実体験で本気のおすすめ!高音質な有線イヤホン12選を紹介
※所有または試聴経験のある機種だけを紹介
「有線イヤホン選びに迷っている方」「失敗しないように選びたい方」「音の良い有線イヤホンを探している方」に役立つ内容です。
イヤホンも他のオーディオ機器も、選ぶ際には経験がけっこう大事だったりします。
でも、経験するには時間も失敗も必要ですよね‥。
そこで、この記事では一般論だけでなく、15年以上のオーディオ選びで経験してきた独自の目線で、選び方の重要なポイントや、本当に音の良いイヤホンをご紹介していきます。(sugi-suguの自己紹介 )
\有線イヤホンレビュー/
- final E3000 → 絶対にコスパ最強
- final E4000 → ナチュラルに迫力の音質
- final E5000 → Eシリーズ最高峰
- SENNHEISER IE 100 PRO → ザ・モニターイヤホン
- SENNHEISER IE 200 → 技術とコスパの結晶
- SHURE SE215SPE → 超定番のイヤモニ
- audio-technica ATH-CKR70 → 高音がキレイ
※その他のオーディオ記事
\初心者向けイヤホンの選び方/
\イヤホン購入前にチェック!/
目次
有線イヤホンとは?
有線イヤホンとは、音源(プレーヤー)とケーブルで接続するイヤホンのことです。
歴史は古く、有線イヤホン(ヘッドホン)の原型の誕生は130年以上も昔にさかのぼります。
現在はスマホの普及やBluetoothの高音質化などにより、ワイヤレスイヤホンが主流となりつつありますが、そんな現代においても、多くのシェアと根強い人気を獲得しているのが“有線イヤホン”。
そして、有線イヤホンが人気を獲得している最大の特徴は音質の良さです。
また、有線イヤホンは物理的に接続されているため、音楽情報をほぼ完全に伝送することができます。
有線イヤホンは、高音質であることに加えて、伝送遅延や音質劣化の少なさからリスニングやモニタリングだけでなく、ゲーミングやDTM、リモートワークなど一般ユーザーからプロまで幅広く活躍しているイヤホンです。
有線イヤホンのメリット・デメリット
ここから、有線イヤホンのメリット・デメリットをまとめてチェックしておきましょう。
【有線イヤホンのメリット】
【有線イヤホンのデメリット】
つまり、音質を最優先で考えた場合に有線イヤホンを選ぶ価値が最大化されるといえます。
ちなみにワイヤレスイヤホンのメリットは、配線のわずらわしさ解消、ノイズキャンセリングなど利便性や機能性の高さが挙げられます。
一般的に言われている選び方って本当に重要?
次に、有線イヤホンの選び方についてしっかりと確認しておきたいポイントがあります。
多くのサイトでは有線イヤホンの選び方として、一般的に以下のような内容が挙げられています。
【一般的なイヤホン選びのポイント】
- イヤホンの形状
- ドライバーユニット
- 機能・性能
- 接続端子の形状
- メーカー・ブランド
しかし、自分にピッタリな有線イヤホンを選ぶために本当に重要なポイントといえるのでしょうか?
そのポイントを押さえることで、本当に満足のいく有線イヤホン選びができるのでしょうか?
そこで、この記事では一般的に言われている有線イヤホンの選び方に“重要度”を付けて、注目したいポイントを解説してみました。
長年オーディオ選びに頭を悩ませてきた経験値での評価と、多くのサイト紹介されている内容の“そこじゃないような…”というポイントも解説しています。
イヤホンの形状で選ぶ
重要度:
イヤホンには大きく分けて次の3つの形状があります。
- カナル型
イヤーピース部分を耳穴に差し込んで装着する形状。フィット感が高く、音漏れ防止や遮音性に優れている。
※多くのイヤホンで採用。 - インナーイヤー型
本体を耳の形に引っ掛けて装着する形状。より気軽に装着できるがフィット感は少なく、音漏れ防止や遮音性は低い。
※AppleのAirPodsなどが、このタイプ。 - 耳掛け型
フックを耳の外側に掛ける形状。振動に強く外れにくいので、ランニングやトレーニング中のながら聴きに最適。
※スポーツショップなどでもよく見かけるタイプ。
\ここがポイント!/
ドライバーユニットで選ぶ
重要度:
イヤホンのユニット(構造)には次の3つのタイプがあります。
- ダイナミック型
バランスが良く低音にも強い。イヤホン構造の主流。 - バランスド・アーマチュア型(BA型)
高音域・中音域に強くクリアなサウンドが特徴。価格は高め。 - ハイブリッド型
ダイナミック型とBA型のハイブリッド。
\ここがポイント!/
機能・性能で選ぶ
重要度:
機能や性能は、購入の目的に関わる部分なのでけっこう重要です。
例えば、ゲーミングやリモートワーク用ならマイク機能があれば便利です。 屋外やスポーツ用なら音漏れの少なさや防水性能が高いに越したことはありません。
ケーブルの交換を楽しみたい人は、ケーブルを着脱できるイヤホンを購入する必要があります。
購入前にイヤホンを購入する“目的”とイヤホンの“機能・性能”の照合を行いましょう。
\ここがポイント!/
接続端子の形状で選ぶ
重要度:
接続端子は選び方のポイントというよりも要チェック項目です。
例えば有線イヤホンの接続端子は3.5mm端子が主流ですが、スマートホンで音楽を聴く場合はType-CのUSB端子しかついていないこともよくあります。
では、端子が違えば接続できないのかといえば、そんなことはありません。
多くの接続端子は変換アダプタを別途準備すれば接続できます。
そのまま接続できるのか?変換アダプタが必要なのか?のチェックだけは忘れずに。
\ここがポイント!/
\変換アダプタはこんなヤツ/
メーカーやブランドで選ぶ
重要度:
結論から言うと、メーカーやブランドにこだわる必要はありません。
なぜなら、メーカーやブランドのコンセプトが、必ずしも自分の好きな音質やでデザインにあっているとは限らないからです。
ただし、以前購入したイヤホンの音が気に入っていれば、同じ系統の音質でもっと上位の機種が欲しい場合などは、同じメーカーやブランドのイヤホンから選ぶことで満足のいく結果になることもあります。
その際も、口コミや評価をしっかり確認しておくと失敗が少なくなるので情報収集が重要です。
個人的な話ですが、私は子供のころから「Victor」が大好きだし、「final」もお気に入りなので飛びつきがちです。だけど購入の際は必ずネットの情報や店舗試聴を行っています。
参考:人気メーカー・ブランドの特徴を紹介
有線イヤホンで人気や定評のあるメーカー・ブランドの特徴を簡単にご紹介します。(50音順)
- audio-technica/オーディオテクニカ
→高解像度でバランスの良い確かな音に信頼のある老舗の国内メーカー。モニター系やリスニング系、重低音やフラットバランスなど多彩な音質とラインナップでファンを魅了。 - qdc/キューディーシー
→軍や警察用の音響から一般用のオーディオまで幅広いユーザーから支持を受ける中国の人気メーカー。モニター向きもリスニング向きも、音づくりに妥協なくデザインにも優れる。 - SHURE/シュア
→アメリカの音響メーカーでモニターイヤホンは不動の大人気。フラットな音質はリスニング、モニター、ゲーミングなどプロから一般ユーザーまで広く愛される品質の高さ。 - 水月雨(MOONDROP)/スイゲツアメ(ムーンドロップ)
→新進気鋭の中国ブランド。中音域、高音域の澄みきったクリアサウンドは他の追随を許さない高品質。有線イヤホンのラインナップの広さや美しいデザインも人気。 - SENNHEISER/ゼンハイザー
→ドイツの音響メーカーでSHUREと共に世界的シェアを誇る。プロ仕様のクリアな解像度を基に一貫した高音質ラインナップはどれも圧巻。世界中のユーザーが支持。 - SONY/ソニー
→ジャパン最強、世界で根強い人気を誇るメーカー。製品ラインナップの多さと対応力が抜群。クリアで力強い低音、解像度や表現力の精度が多くのユーザーの心を捉える。 - Victor(JVC)/ビクター(ジェイブイシー)
→100年を超える日本ブランドでラインナップも豊富。Victorのブランドを冠するイヤホンの音づくりは音楽の感情表現までも描き切る秀逸さ。WOODコーンなどの独自技術でも魅了。 - final/ファイナル
→確固たる信頼を紡ぎ続ける日本のイヤホン/ヘッドホンメーカー。自然体な高音質は独自路線で唯一無二。モニター系のAシリーズ、リスニング系のEシリーズは品質の高さで定番。
他にもたくさんのメーカーやブランドがあり個性も豊かです。好きなメーカーやブランドがあるとイヤホン選びが楽しくなったりもします!
有線イヤホンの失敗しない選び方|本当に重要なポイント!
有線イヤホンの選び方で本当に大切なポイントとは“自分にピッタリなイヤホンを見つけ出せるポイント”であることです。
そのために重要なキーワードは「目的」「好み」「情報」の3つ。
詳しく解説します。
ここで紹介する大切なポイントは、私のブログではけっこう頻繁にお伝えしている内容です。
大切なポイント① 目的を明確にする
重要度:
まずは、有線イヤホンをなんのために購入するのかという目的を明確にしましょう。
例えば…
- 音楽をもっと高音質で楽しみたい
- ゲームのプレイ環境を良くしたい
- 通勤・通学用のおともに使いたい
- オシャレなイヤホンを購入したい
使う目的をハッキリさせることで、購入すべき有線イヤホンの大枠が見えてきます。
音楽鑑賞をより高音質で楽しみたいなら、マイク機能や高い防水性は必要ありません。
リモートワークに使いたいならその逆で、音質はそこそこでもマイクはあった方が便利です。
「高音質でオシャレなイヤホンを通勤・通学に使いたい」というちょっぴり贅沢な目的なら、予算と相談しながら優先順位を付けましょう。
このように、目的を明確にすることで購入すべきイヤホンが見えてくるのでとても大切です。
大切なポイント② “好き”を優先する
重要度:
何かを購入するときに、自分の“好き”を優先することは重要です。
例えば、リスニング目的で高額な高音質イヤホンを購入したとしても、好きな音質じゃなかったら?好きなデザインじゃなかったら?
どこか満足できないまま、また同じ目的で新しいイヤホンを探してしまうかもしれません。
こんなことを繰り返していては破産してしまいそうでコスパ悪すぎですね。
有線イヤホンに限らず、オーディオ選びでは“好き”を優先させることがとても大切なんです。
大切なポイント③ 精度の高い情報を取得する
重要度:
さて、目的に沿ったイヤホンや、好きな音質、好きなデザインなどをさがすためには、精度の高い情報を取得する必要があります。
店舗で情報を取得する
情報を取得するために最もおすすめしたいのは、専門店やヨドバシカメラなど専門スタッフがいる家電量販店で試聴することです。
有線イヤホンの実物を“見て・触って・聴いてみる”ことでものすごい情報量を得ることができます。
また、気になることは店員さんにたずねてみれば、多くのショップで親切に解説してくれます。
店舗で得られる情報は本当に多い!
専門スタッフのいない量販店などで質問しても、知識の少ない店員さんの売りたいお気持ちが先行して、良い情報が得られないことがあります。
そんな時は試聴するだけで十分!情報はネットで取得した方がマシなことも結構あります。
ネットで情報を取得する
とはいえ…、近くに専門店や専門スタッフがいる家電量販店があればよいのですが、なかなかそうはいかない方も多いと思います。
でも大丈夫!
現代はネットから得られる情報の量や精度がひと昔前に比べて圧倒的に向上しているからです。
気になる有線イヤホンのレビューや口コミなどをチェックすれば、その製品の特徴がかなりの精度で見えてきます。
ネットで見えてきた特徴と自分の目的、好きなポイントに照らし合わせて購入すれば、多くの場合で自分にピッタリな有線イヤホンを購入することができちゃいます。
ネットで気になる有線イヤホンの情報を取得してショップで試聴する。
または、ショップで試聴しながらネットで情報を取得するとそのイヤホンの特徴が分かりやすいですよ!
購入する前にイヤーピースをチェック
重要度:
実はイヤーピースって本当に大事なポイントです。
理由は、自分にピッタリ合っていないイヤーピースはイヤホン本来の能力を引き出してくれていないからです。
特に適合サイズよりも小さかった場合、低音の量感やアタック感が著しく低下している場合があるので本当に要注意!
つまり、もしかしたら「もの足りないな…」と思っているイヤホンも、イヤーピースを交換するだけで、一気に好みの音に変わる可能性もあるということです。
使っているイヤホンに音質的な不満があってイヤホンの購入を検討している場合は、一旦イヤーピースだけ交換してみることをおすすめします。
体感して分かる 本気のおすすめ!高音質な有線イヤホン12選
ここからは、実際に聴いてみて“本当に音が良いと思ったイヤホン”をご紹介します。
ご紹介するイヤホンは、私自身が所有するイヤホンと、店舗でじっくり試聴したことのあるイヤホンなので実体験からご紹介するものです。
価格帯は2,000円~60,000円と幅広いですが、基本的には同じ価格帯の中でも特に優秀と感じるイヤホンを紹介しています。つまりコスパもいいってことです!
イヤホン選びの参考にされてください。
SENNHEISER/IE 100 PRO
IE 100 PROは、大人気モニターイヤホンです。
一聴して分かるのは、極めて高い解像度。モニターイヤホンらしく、音楽データに刻まれた情報を余すところなく引き出してくれます。
また、低音域から高音域までフラットなバランスでクセもなく、立ち上がりが速く定位の良い再生音は“音の基準”となるような音質です。
本体とケーブルは着脱が可能なので、リケーブルを楽しんだり、ワイヤレスに変換することも可能。
色付けが極めて少ない正確な音なので、リスニングでありのままの音源を楽しむことができます。
また、解像度や定位感が抜群なので、ゲーミングやDTMでも大人気です。
音質 | |
解像度 | |
定位 | |
音場 | |
おすすめの用途 | モニター/ゲーミング/リスニング |
試聴経験 | 所有して超聴き込んでます |
この性能で約1万円なので、コスパの高さがすごいんです!
私はイヤホン選びの際に、音質の基準として使用することが多いイヤホンです。
\詳しいレビューはコチラ/
SENNHEISER「IE 100 PRO」実機レビュー|人気&定番イヤモニの音質や装着感を徹底解析
SENNHEISER/IE 300
SENNHEISER IEシリーズのラインナップには、IE100からIE900までがあります。(IE700はありません)
その中でもミドルクラスに位置するのがIE300です。
ミドルクラスですが、搭載されるドライバーは、かつてのフラッグシップモデル IE800に使用されていた「ExtraWideBand」を贅沢にリファインした強力な仕様です。
解像度の高さとバランスの良さはIE 100 PROと共通するポイントですが、芯をくった低音やより広い音場は一枚ウワテです。
決して派手ではない重心を据えた低音やスピード感、アタック感を備えた全体の表現力はリスニングイヤホンとして高い価値をつくりだしています。
同じIEシリーズのIE200とは音の傾向が異なるので、購入の際は価格だけで決めないようご注意ください。
音質 | |
解像度 | |
定位 | |
音場 | |
おすすめの用途 | リスニング/モニター |
試聴経験 | 店舗で10回以上試聴してます |
実は次の購入候補。
このイヤホンでロックを鳴らすのもいいけど、しっとりと奏でるジャズのネイロに浸ってみたいのです。
SHURE/SE215 Special Edition
SE215SPE(Special Edition)は超定番のモニターイヤホンで、2012年の発売から10年以上も愛され続けるロングセラーモデルでもあります。
単に解像度に振りまくった無機質な音ではなく、それぞれの音が持つ意図や質感を的確に再生する有機的な音質に好感が持てます。
名前に「Special Edition」が記載されていますが、無印のSHURE SE215との違いは低音のパワーです。
無印から継承するモニターイヤホンとしての正確な再生能力に加え、歯切れよく力強い低音が全体の音質を仕上げてきます。
マイク付きモデルもあり、ゲーミングやリモートワークにも最適です。
音質 | |
解像度 | |
定位 | |
音場 | |
おすすめの用途 | モニター/ゲーミング/リスニング |
試聴経験 | 所有してかなり聴き込んでます |
次々に新製品が発売され競合も多いイヤホンの中でも、ずっと変わることなく人気者ってすごくないですか?
\詳しいレビューはコチラ/
SHURE SE215SPE 4年使用レビュー|音質や装着感は?定番の実力や評判を詳しく解説!
final/E5000
E5000はEシリーズ最上位モデルで、ミクロの繊細な音や広大な空間表現まで高い描写力を持つリスニングイヤホンです。
きめ細かな音の粒子が一つひとつ丁寧に紡がれて表現される音楽は心地よく、イヤホンという媒体があることを忘れてしまうようなナチュラルサウンドです。
バイオリンやギターなどの弦楽器ではハーモニクスに垣間見えるわずかな表情まで捉え、ボーカルではミュージシャンのあふれる感情をこの時間、この場所で感じられるような音色に触れることができます。
また、音場の広さもfinal E5000のポイントで、小さな筐体から放たれる大聖堂のパイプオルガンの溢れるエネルギーと残響が荘厳な空間を形成する様子が忘れられません。
J-POPやロックなどパワーやメリハリのあるジャンルより、クラシックやジャズなど楽器そのもの音が響くジャンルにおすすめのイヤホンです。
音質 | |
解像度 | |
定位 | |
音場 | |
おすすめの用途 | リスニング |
試聴経験 | 所有して超聴き込んでます |
このイヤホンで毎日音楽を聴いています。
最近は、E5000で月光ソナタを奏でながら散歩する月の夜が本当に大好きです。
シンプルなデザインも気に入っています。
\詳しいレビューはコチラ/
final E5000 体感レビュー|口コミや失敗しない購入方法!最上位モデルの音場に魅了される
final/A4000
A4000は極上の雰囲気で魅せるE5000とは打って変わって、メリハリのある的確な音質で聴かせるイヤホンです。
解像度と定位感に優れ、データに込められた音をしっかりと再生してくれます。
音場は欲張らず、明瞭な音像イメージで少し前に出てくるボーカルがリアルに再生され、とても気持ちよく歌ってくれるイヤホンです。
各音域にはどれも誇張した様子がなく、フラットな音質でどんな音楽も聴きやすい音像イメージを形成します。
特におすすめのジャンルはロックやポップスで、キッチリと鳴らしたいけど雰囲気も楽しめるおもしろいイヤホンです。
音質 | |
解像度 | |
定位 | |
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おすすめの用途 | モニター/リスニング |
試聴経験 | 店舗で5回以上試聴してます |
個人的にはfinalのEシリーズが大好きなのですが、Aシリーズの各音域の質の高さには試聴のたびに唸らせられます。
final/E3000
解像度でいえば他の選択肢もありますが、注目したいのは高級イヤホンのような雰囲気をまとう心地よい音質です。
finalの音づくりは秀逸で、約4,000円の価格の中でも自然な音質を崩さず、優しい表現力に特化することで“らしさ”を醸し出し、いつまでも聴いていたくなる音を楽しむことができます。
Eシリーズ最高峰のE5000と同系統の音づくりで、音場は少し小さくなりますが、小編成のクラシックやアコースティックな音楽との相性は抜群。
見た目の高級感が好きな人も多く、発売から6年以上たった現在も、音もデザインも人気の高いイヤホンとなっています。
音質 | |
解像度 | |
定位 | |
音場 | |
おすすめの用途 | リスニング |
試聴経験 | 所有してかなり聴き込んでます |
このイヤホンで女性ボーカルやピアノを聴くのが好きです。
以前は通勤のおともに毎日使っていた、ずっと使いたくなるようなイヤホン。この音が約4,000円ですよ!
\詳しいレビューはコチラ/
【1年間レビュー】final E3000実体験で音質比較!デメリット&メリット|おすすめジャンル
qdc/SUPERIOR
SUPERIORは2023年10月発売で大人気となった新星イヤホンです。
価格は約12,000円、音質はポイントを押さえて高音質のハイコスパ系でとても高い評価やレビューを見かけます。
私自身は1回しか試聴したことありませんが、SUPERIORの特徴にハマる楽曲には無類のパフォーマンスを見せてくれる音質ということが分かりました。
ロックやEDMなどでは、全体的に立ち上がりの速い音が気持ちよく楽曲の良さを引き出してくれます。特にエレキギターは良い感じでした。
低音の沈むような感じが印象的で、音場は広くなく前に出るようなニアフィールド系です。
音質 | |
解像度 | |
定位 | |
音場 | |
おすすめの用途 | リスニング/モニター |
試聴経験 | 店舗で2回以上試聴してます |
意外にオールマイティーなんですが、聴いているとバシッとハマる曲があるのは面白かったです。
ディストーションよりオーバードライブが似合います。
SONY/MDR-EX800ST
MDR-EX800STは、ステージユースのために開発されたモニターイヤホンです。
クセをそぎ落としきれいに整理された音質なので、情報量の多さや解像度の高さをよりハッキリと聴きとることができます。
芯のある引き締まって強い低音域や、モニターイヤホンの中でも広めの音場が他のイヤホンと比較した場合の特徴ともいえます。
ステージングにも耐える耐久性や装着感を備えたイヤホンです。
音質 | |
解像度 | |
定位 | |
音場 | |
おすすめの用途 | モニター/ゲーミング/リスニング |
試聴経験 | 店舗で5回以上試聴してます |
正統派モニター系のイヤホンです。
だけど低音の特徴や音場の広さからリスニングイヤホンとして使っても楽しい音なんですよね。
audio-technica/ATH-CKR70
ATH-CKR70は、美しい高音に魅せられるハイレゾ対応イヤホンです。
透きとおるような音が遠くへ抜けていくような高域は、きめ細かい解像度から描き出されています。
高音域がこれだけ輝けるのは、下支えである低音がブレることなく高い精度を保持しているからで、中音域の心地いい鳴りにも影響しています。
シンプルなデザインの中にもオーディオテクニカの技術がしっかりと盛り込まれているイヤホンです。
流行りや人気のど真ん中ではない“固有の魅力”が、発売から7年を超えるロングセラーにしています。
音質 | |
解像度 | |
定位 | |
音場 | |
おすすめの用途 | リスニング |
試聴経験 | 所有して聴き込んでます |
私は、このイヤホンで無性にバイオリンのネイロを聴きたくなることがあります。
\詳しいレビューはコチラ/
ハイレゾイヤホン オーディオテクニカ ATH-CKR70レビュー|1万円以下の煌めく解像度
Victor/HA-FW1500
木で響くサウンドといえばWOODシリーズイヤホンHA-FW1500です。
Victorのブランド名を冠した丁寧な音づくりが特徴のイヤホンで、ドライバーにはウッドドームカーボンという“木”の振動板が採用され、他にはない音質や音色の基礎をつくります。
聴いた感触は、WOODシリーズのコンセプト通り、“温もりのあるナチュラルな音質”。
各帯域で、作られた感じのしない滑らかな音質と、ずっと聴いていられる疲れない優しい響きに癒されます。
よく聴いてみると低音域には暖色系の色があり、その色が力強くおおらかに響き、全音域を包んでいる印象です。
ちなみにこのクラスイヤホンが、解像度などの基本性能において平均値を優に超えていることは言うまでもありません。
優しく力強い大樹のような音質です。
WOODシリーズの詳細はこちら→Victor:木の音と暮らす
音質 | |
解像度 | |
定位 | |
音場 | |
おすすめの用途 | リスニング |
試聴経験 | 店舗で10回以上試聴してます |
まだ購入には至っていませんが、癒し系の音を発売当初からずっと試聴し続けています。いつか購入してやろうと思って!
試聴するたびに発見がある奥深いイヤホンですよ。
JVC/HA-FX46
先に紹介したfinalのE3000を“コスパ最強”と呼びましたが、HA-FX46は“コスパ無双”とでも呼んでおきます。
強めでスピード感のある低音が全体の下支えとなり、中音域、高音域はきれいにまとめられバランスのとれた音質です。
メリハリのある元気な全体像に優しさでまとったようなネイロなので、きつい音圧や刺さる高音もなく聴き疲れもありません。
この音が約2,000円で手に入るとは…、同価格帯では群を抜いた高音質イヤホンです。
マイク付きのHA-FR46もあります。
音質 | |
解像度 | |
定位 | |
音場 | |
おすすめの用途 | リスニング/ゲーミング |
試聴経験 | 所有してかなり聴き込んでます |
解像度や音場など分析的に聞いてみると、同価格帯の中でもちょい優秀程度。
しかし、全体的な音の仕上がりや雰囲気は、1万円程度のイヤホンと並べても悪くないと感じてしまいます。音づくりの妙。
水月雨/Starfield 2
Starfield 2は星の瞬くような高音が美しいイヤホンです。
クリアで何光年先までも届きそうな高音は、情報量が多く解像度の高さが優秀。
ピアノ曲などを聴いていると、降り注ぐ閃光のように澄んだ音質とスピードを感じられるような感覚です。
もちろん中音、低音域の解像度も非常に高く、どの帯域でも繊細な表現力を発揮してくれます。
もうひとつおすすめしたいポイントは音場の広さで、音源の持つ情報をどこまでも遠く拡散できる性能に惚れてしまいそうになりました。
ただし、高音に強い個性があるイヤホンなので、好みは分かれるイヤホンであることは確かでしょう。
音質 | |
解像度 | |
定位 | |
音場 | |
おすすめの用途 | リスニング |
試聴経験 | 店舗で2回以上試聴しました |
楽曲によっては低音の不足や高音が耳に刺さるように感じる場合もあるかもしれません。
このイヤホンでは音場、解像度、クリアさを堪能できるので、よく聴くジャンルや楽曲によってクセになる音質です。
まとめ
有線イヤホンの導入は、生活に高音質を取り入れるためにとても有効な手段です。
そして、有線イヤホンを失敗しないように選ぶためには「目的を考え」「好みにそって」「情報を取得」することがとても重要でした。
ここで立ち止まって考えたいこと…。
みなさんとって流行りのワイヤレスイヤホンではなく、音質重視の有線イヤホンを購入する理由は何ですか?
“より良い音”で、音楽を楽しみたい、ゲームを楽しみたい、趣味や仕事に活用したいのであれば、有線イヤホンは良い選択になりそうですね!
私の経験や体感に基づく独自の選び方のポイント、私が聴いて本当に良かったと思う有線イヤホンをご紹介してきました。
この記事が、あなたの“より良い音”さがしのお手伝いなれますと、うれしい限りです!
\有線イヤホンレビュー/
- final E3000 → 絶対にコスパ最強
- final E4000 → ナチュラルに迫力の音質
- final E5000 → Eシリーズ最高峰
- SENNHEISER「IE 100 PRO」→ザ・モニターイヤホン
- SHURE SE215SPE → 超定番のイヤモニ
- audio-technica ATH-CKR70 → 高音がキレイ
※その他のオーディオ記事
\初心者向けイヤホンの選び方/
\イヤホン購入前にチェック!/
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