こんにちは。
思考回路がショート寸前!のsugi-sugu(スギスグ)です。
今回は思考停止について考えていきたいと思います。
さて、「思考停止」というワードについては何となく理解している人も多いと思います。
そして漠然と「思考停止ってなんとなくマズイよね…」と感じることもありますよね?
しかし、 “思考停止の問題点”や“自分が思考停止の状態なのか”そして“思考停止を抜け出す方法”を深く考える機会はそう多くはないのでは?
この記事では次の5つの要点をチェックすることができます。
この記事をチェックすれば、思考停止を回避し自分の意思で行動するコツがわかります。
そして、あなたの思考で今よりも楽しい仕事に変えていきましょう。
ブラック企業での完全に思考停止した仕事から抜け出して、現在は思考して仕事することがとても楽しいことを身を持って体験したsugi-suguがご案内しま~す。
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目次
思考停止とは
思考停止とは「自分自身で考えることをやめてしまっている状態」のことです。
例えば「みんなやってるからやる」や「マニュアルに書いてあるからその通りにやる」などは思考停止の典型的なパターンと言えます。
“面倒だから”や“楽だから”などの理由で意識的に思考をやめるパターンもありますが、無意識に思考することをやめているパターンもかなり多いようです。
この記事の“思考停止に陥っている人「3つの特徴と原因」”でチェックしてみましょう。
なお、もう一つの思考停止を指す状態として、「とっさのことで頭っが真っ白になり言葉が出ない」など思考が急にフリーズてしまうことを指す場合もありますがこの記事では取り扱いません。
この記事における「思考停止」の定義は前者の自分で考えることをやめてしまっている状態が意識的、無意識的にかかわらず常態化していることとします。
思考停止のメリット/デメリット
思考停止すること自体が完全に悪とは言いませんが、まずはメリットとデメリットを比較し、思考が停止したままで仕事をするリスクを考えていきます。
【メリット】
- 失敗の確率が低くなる。
- 定められたことをそのままやっているので咎められる確率が低くなる。
- ライン作業やルーティンワークなどは思考停止することで効率化できる。 …等々
【デメリット】
- 工夫や改善がされにくい。
- アイデアが生まれにくい。
- イノベーションが起こりにくい。
- 成長が鈍化する。
- 楽しいと感じにくくなる。 …等々
上記のメリット/デメリットを解説します。
“思考停止するメリット”としては短期的にはとりあえずその場をしのげる良い点があります。
そして、考えるという工程が入らない分の労力も省略することができます。また、マニュアルにより効率化を図ることも可能でしょう。ライン作業やルーティンワークがロボットやAIに取って代わられることがないよう祈るばかりです。
一方で“思考停止するデメリット”としては長期的には致命的な内容も多く含まれます。
問題点が改善されず、新しいものが生み出されない。組織や個人の新陳代謝や成長も起こりづらく喜びも生まれにくいでしょう。
これが常態化することは組織にとっても、個人にとってもかなり危険な状態といえます。
あえて思考停止させることで一部にメリットはあるものの、思考停止した仕事による将来的なリスクは十分に考えるべきですね。
思考停止に陥っている人「3つの特徴と原因」
ここでは、思考停止に陥っている人の特徴とその原因を確認していきます。
代表的な例になるので、身の回りで類似の事例がないかをチェックしてみましょう。
特徴1:マニュアルや指示が最優先
“マニュアル通りの仕事しかしない”や“誰かの指示がないと仕事ができない”なんて人がいます。
つまり、自分の考えでは仕事をしない、またはできない状態です。
もちろん“安全上マニュアル通りの仕事しかしてはいけない”や“決裁権がなく上司の指示がないと行動してはいけない”などは別の話なので守るべきは守ることも重要です。(その場合でも理由は確認すべきでしょう)
特徴2:疑いもなく習慣や成功例に従う
習慣や成功例をそのまま模倣している人も多いでしょう。
みんなやってる習慣に理由を求める必要はあるだろか?成功例ならそのまま模倣すれば同じように成功できるでしょ?そんな声が聞こえてきそうですね。
みんなと同じことや成功例は理由もなくあなたに安心感を与えてくれる魔法かもしれません。
特徴3:グチや言い訳が多い
グチや言い訳は自分を正当化する合言葉です。
みんなで寄り添ってグチや言い訳を言い合えば怖いものはありません。
寄り添ってグチや言い訳を言い合っている時間は、上司や社長、会社の枠を通り越し社会、国、世界をまたにかけてそこに集うものの意見が絶対です。
行動を認めてくれない会社により良い提案をする必要もなく、社会に貢献できるチャンスを探す必要もありません。
だって簡単に最強になれるから!その時だけは…。
思考停止の回避方法/具体的な4STEP
それでは思考停止を回避する具体的な方法を4つのステップで見ていきましょう。
ちなみに、意識的、無意識的にかかわらず有効なのでご安心ください。
①理由を考える
全ての行動の理由を考えましょう。
ポイントは『全ての行動』です。全ての行動の理由を考えることで無意識な思考停止を回避します。
例えば…
社員の活性化の他に会社の一体感を出すことが理由かも…パフォーマンス向上と統率を図る上では有効といえるので継続していこう。
上司がこの位置で…自分がボタンを押して…マナーの一種だと思うけど…、この風習ほんとにいる?今の時代に合っているのだろうか?
自分の行動に理由を持たせることは自信に繋がったりもします。
こういう理由で行動しているのだから間違いない!という感じ。
②疑問を持ってみる
理由を考えた後は『本当かな』と疑問を持ってみましょう。
一見、当たり前のような理由でも、疑ってみることで違う側面が見えてきたりします。
例えば…
って理由は理解できるけど…顧客A氏より顧客B氏の問題点にウエイトを置くためにはルートを変更した方が良さそうだね。
理由があっても、今この時の状況に適合しているかは今しか分かりませんよね。だから、今が本当に最適解なのか疑問を持っていきましょう。
③できることを考える
疑問を持って最適解を見つけるためには、実際にできることを考えていきましょう。
空想していても仕事は前に進みません。あたえられた環境や状況の中で実行できる最善のものは何なのかを考えます。
もちろん現状維持という答えになることもありますが、自分で考えて出した答えですからその仕事は本当の意味であなたの仕事といえるでしょう。
結果が同じでも、思考停止で考えず選択もしなかったものと、自分の意思で最善を考え選択したものとでは自分で仕事を動かしているという認識が変わってきます。
④行動してみる
考えて選択した答えに基づいて行動しましょう。
ここにあなたの責任が生まれます。つまり本当の意味での仕事をしている状態。
思考停止では責任を果たすことができず、責任を果たしてくれない人に仕事を任せることもできません。
しかし、自分で考え自分の意思で行動してくれる人材こそ、仕事ができる人の基本とも言えるんです。
自分の思考と行動が責任を生み仕事をつくる。
その原動力は自分の感情だったりします。
思考停止を抜け出したら起こる“5つのよいこと”
思考停止を回避する方法をご紹介しましたが、そもそも思考停止を回避したら何かいいことってあるの?と思う方もいらっしゃいますよね。
この疑問は重要です。だっていいことないんだったら、考えずに仕事する方がラクじゃん!
もちろん、思考することで得られるいいことがたくさんあるので、ここでは主に5つに絞ってご紹介していきます。
①自分のペースで仕事ができる
前述の思考停止の回避方法/具体的な4STEPでも述べた通り、自分の意思で考え行動することが仕事です。
複数の仕事ができてくると自然とコントロールする意思が生まれます。
始めた仕事に別の仕事が絡んできたとき、限られた時間の中で配分や軌道修正を行う必要が出てくるんです。
だけど、仕事は自分の責任下にあるので、コントロールするのも自分です。
多岐にわたる仕事を自分でコントロールし実行していくことこそ、自分のペースで仕事をしていると言えるのではないでしょうか?
ちなみにコントロールに慣れてくると自分のペースで休憩をいれたりなんてことも上手にできてきたりしますよ。
②新しいモノやコトとの出会いが増える
思考停止の状態では作業をこなすという点にしか意識がそそがれません。
しかし、自分で考え行動する場合どうでしょうか?
例えば決められたフォーマットにデータを入力する場合、思考停止で行っていれば、その作業を完了することにしか意識がいきませんが、自分の仕事して行う場合、より簡単に、より分かりやすく、より汎用性の高いものをなどを考えるでしょう。
自分が楽したいし、効率がよくて良いものを作りたいと思うのは当然だからです。
そうすると、新しいフォーマットをつくったり、別のシステムを探したり、他の仕事と連動させたりと、今とは違う新しいモノやコトに出会う機会が自然と増えてきます。もちろん人との出会いもです。
これって実は、よくチャンスに出会える人とそうでない人の差だったりもするんです。
③『学び』の機会が増え『成長』できる
前述のとおり新しいモノやコトに出会った場合、それが良い出会いならすぐでも取り入れ行動していきたくなることでしょう。
しかし、そのためには情報を仕入れる必要があります。
ネットの情報、人との会話、本や動画、色んなところから仕入れることができるのが情報の良いところです。
そして、その情報は学びに変換され、学んだことを基に行動し、それ自体が失敗も成功も含め経験になり、新たな学びになっていく…
このような学びを繰り返すことで自然に成長していく良い循環が生まれていきます。
無理して学ぼうとしなくても大丈夫!人間って欲しいモノ、やりたいコトのためなら勝手に学ぶ習性があるんです。
思考することで参考書やマニュアルよりもっと価値のある学びを得てくださいね。
④自分の行動で周りを良くしていける
学び、行動し、より良いものをつくろうとするあなたの成長の循環は当然周りに影響していきます。
それが何かをより良くしたいというものなら必然的に周りもよくなっていくでしょう。
例えば、もっと効率用よく業務をこなしたいからシステムをより使いやすいものにしよう!という意思に沿って行動した結果、周りの人の賛同もあり自分だけでなく会社が効率よくなるシステムをつくることができた。という具合です。
幸せオーラは周りも幸せにするというのはある意味本当のことなんです。
注意したいのグチや言い訳などの負の循環も周りに影響するということ。どうせならプラスの影響をしあえる環境だったら嬉しいですね!
⑤そして日々の仕事が楽しくなる
自分のペースで仕事ができ、新しいモノやコトとの出会いがあり、学び成長し、自分の行動で周りもよくしていける。
それがあなたの仕事である以上、楽しいと思えるのは必然でしょう。
もちろん仕事なので喜んでもらえることだけではないのも事実です。多くの失敗もします。
精一杯頑張ったのに上手くいかない。信頼していた人に裏切られた。
そんな様々な経験が、自分の成長を支えてくれることは言うまでもありません。
失敗しても自分の意思で選んだ道です。そして、多くの失敗を経験した人は、その経験を学びと呼び、失敗さえも楽しむことができるようになります。
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思考停止を回避するきっかけをつくろう
思考停止をなかなか抜け出せない時はきっかけをつくると良いです。
次に紹介する方法はかなり効果がある方法です。
一つだけやってみるのもOKだし、複数やってみるのもOK。
自分に合う方法をためしてみてください。
ポジティブな会話をする
誰かと何かを話す時にポジティブな話を混ぜてみてください。
例えば、同僚が“理不尽なクレームで参ったよ”なんて会話を始めたら、“クレーム=悪”みたいな思考停止状態でグチ合戦に陥るのは時間の無駄です。
逆にクレームの内容を共有して、そのお客さまが笑ってくれる方法を言葉にしている内に自然と思考の回数は増え、より良いものに近付いていきます。
このようにポジティブな会話をするだけで勝手に思考しているので、思考停止を回避するきっかけになったりします。
本を読む
何かにつけて読書をすすめる私ですが、本当に効果があるのでここでもおすすめします。
とりあえず読むだけで、大なり小なり勝手に思考します。
また、本には先人や成功者の知恵が詰まっているし、専門性も高いので思考停止を回避しようとする自分を強く後押ししてくれます。
※興味がない本はすすめられても読まない方がいい。
本選びの人気記事はこちら!失敗しない本の選び方を記載しています。
思考を活性化してくれる特におすすめな本はコチラです。
時間がない人や読書が苦手な人はオーディオブックもおすすめです。
この本の紹介記事はコチラ。
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数々の本は思考停止を回避するあなたの味方です。
「好き」から学ぶ
自分の“好きなこと”は思考を活発にしてくれます。
好きな仕事はもちろんですが、趣味や興味のあることを“とりあえずやってみる”こと自体が思考サイクルをつくってくれるので、結果的に仕事を含む様々な場面で思考する習慣を持つきっかけになります。
もちろん無理やり好きなことをつくる必要はありません。
仕事も趣味も何となく出会う好きなことの方が長い付き合いになる気がします。
そして仕事も趣味も、好きなことがある人、見つかってた人はとことん楽しむことをおすすめします!
“楽しいから思考する”そんなイメージを育んでください。
好きなことがなかなか見つからない…って方は「あなたのやりたいことが見つかる!趣味のオンラインレッスン【CLASS101】」をチェックしてみてください。
CLASS101はアートや料理など色んな趣味はもちろん、ビジネスやキャリアまで自由な「好き」をサポートしてくれるオンデマンド型レッスンです。
新規登録するだけでサイト内で使える5,000円のクーポン特典もお得です。
なお、くり返しますが無理やり好きなことを探す必要はないので覗いてみても自分に合ったレッスンが見つからなければスルーしてOKです。
まとめ
ここまで、思考停止について考えてきた内容を一旦まとめます。
思考停止から抜け出すと“良いことがありそう”って感じて頂けていれば幸いです。
さて、現代の日本の会社で跋扈(ばっこ)する“働かないおじさん”はこれまでのこの国の働き方を象徴する存在と言えるでしょう。
つまり、終身雇用や年功序列が招いた「思考停止しているだけで出世して給料が増える」というありがた~い制度がいびつな思考停止社会の一部を形成したとも言えます。
その結果、この国は20年ものあいだ足踏みを続け経済的な成長することを停止してしまいました。(もちろん、少子化や既得権益など他の大きな問題を抱えていることは言うまでもありません)
【各国のGDP成長率比較】出典:MONOist “成長しない日本のGDP、停滞の20年で米国は日本の4倍、中国は3倍の規模に”
こんな状態に目を背け思考停止して成長を拒絶している暇はないはずです。
繋がった世界で、モノやコトを私たちが享受し、そして発信していくためには思考する喜びを分かち合う必要がありそうです。
とりあえず、プログラム通りの仕事は近未来のロボットにお任せしましょう。
私たちは今のところ人の仕事として許される『思考体験』を精いっぱい謳歌していきませんか?
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