こんにちは。
今日も失敗を肯定するsugi-sugu(スギスグ)です。
みなさんは「仕事でミスしてしまった…」「失敗が続いてしまってる…」そんな経験きっとありますよね?
そんな時、上司がフォローしてくれたり、仲間が手伝ってくれたり…。
そして誰かのフォローで完了することで、上司や仲間、会社に迷惑をかけた気がして“つらい思い”をしている方も多いのではないでしょうか?
この記事では失敗した時のつらい気持ちを緩和して、心理的安全性を確保するための具体的な方法やポイントをチェックすることができます。
私は社内で発生するお客様とのトラブルや失敗を通じて、新たな信頼を構築するような業務も行っています。
人間なのでミスや失敗が起こることを前提に、気軽に対処していくのがストレスを減らすポイントです!
目次
仕事の失敗はつらいよね
何だかんだで仕事でミスした時って結構つらかったりしますよね。
自分がミスしたことで職場の雰囲気がいつもとは違う感じになってしまうこともあります。
その日はどんよりとした気持ちで一日を過ごすことになるかもしれません。
つらい理由は何?
仕事で失敗した時の感情には「悔しい」「恥ずかしい」など“自分の心の中で完結できるもの”と、
「上司にフォローしてもらった」「仲間の仕事を増やしてしまった」など、“周りの感情を気にせざるを得ないもの”とに分かれます。
このうち、後まで尾を引きがちなのは周りの感情を気にせざるを得ないものです。
迷惑をかけてしまったという思いがつらい気持ちにさせてしまいます。
そして、自分の失敗がきっかけで信頼を失わないか、職場に居づらくならないか等々、不安な気持ちに変わっていき冷静な判断ができなくなることもあります。
つまり、つらい理由の大部分は良くも悪くも『周りの人を気にする自分の気持ち』なんです。
つらい気持ちを抱えてしまう前に
つらい気持ちを抱えてしまう前に冷静になりましょう。
そして失敗を分析・整理することで「この部分は自分が反省すべき点」・「ここは仕方がない部分」などを明確にし、あなたの気持ちをどこに投入すべきなのかを考えます。
ここで確認してほしいのは次の点。
- 悪意なく起きてしまったミスなのか。
- そのミスが起こることはあなたに予測できたのか。
- 組織内でのリスクマネジメントはなされていたのか。
例えば
こんな場合は“あなた”が大いに反省すべきです。
しかし、
こんな場合は“組織”が反省すべき点が大きいこともあります。そしてあなたは不測の事態を経験できたラッキーを学びに変えていくことが重要です!
つらい気持ちを抱える前に、考える!なぜその失敗が起きたのか。何ができるのか。
“あなたが反省すべき点”、“サポートしてもらうべき内容”、“変えるべき仕組みや環境”を考えることができれば、つらい思いを抱く必要性がどの程度あるのか自然に見えてきます。
深呼吸をしよう
このような、失敗を分析・整理するためには感情を落ち着けなければなりません。
予測もしないような失敗が起こっているのです。慌てて追加のミスを生まないようにしたいところです。
“大きく深呼吸をしましょう”
正確に分析することで浮かび上がる事実が、失敗の原因を教えてくれます。
原因を基に必要なアクションを起こすことが重要なんです。
そして…
- あなた自身で対処できることならば落ち着いて業務を実行する。
- 自分だけで手に負えそうにないなら、なるべく早く仲間や上司に協力を要請する。
ここで大切なのは失敗の原因が“自分”なのか“組織的”なのか“環境”なのか。
そしてカバーするために何が必要なのかを自分なりに分析することです。
「自分が起こした失敗だからとりあえず謝ろう」、「その後は上司や仲間に任せよう」なんてことを続けていると、自分の信頼が低下していくばかりです。
しかし、適切なアクションを取れば失敗が信頼につながることも数多くあります。
だから、アクションを起こすその前に落ち着いて
“大きく深呼吸をしましょう”
失敗しても大丈夫
ここでハッキリと断言しておきたいことがあります。
失敗しても大体は大丈夫です。
思いつめなくても大丈夫!ということです。
悪意のある失敗なら救いようもないでしょうが、あなたが前向きに仕事をして起こった失敗なら大事故になることは極めて稀です。
そして、組織の中にいる誰かがミスや失敗を起こすことなんて、実は織り込み済みなんです。
仕組みがあるから大丈夫
現代社会はある程度整備された仕組みの中でいきています。
例えば、道路を想像してみてください。
これによって公道を利用する多くの人たちが守られる仕組みができあがっています。
会社という組織も同じような感じです。
会社をよくしたいと思っている社員を守ることが会社の利益につながることは明白だからです。
そして、この仕組みがあなたひとりの失敗で崩壊するほど脆くはないでしょう。
組織の仕組みにはあなたを「守る要素」が含まれていることも覚えておいてくださいね。
独りじゃないから大丈夫
あなたが組織に所属している場合、あなたの仕事は誰かとのつながりの中にあることがほとんどです。
そのつながりの中でミスが起きた場合、関係する人たちがその部分を修復するのは当然の流れです。
もちろん悪意のあるミスなら誰も助けてくれないでしょうが、共に会社をつくる仲間が真剣に取り組んで起こったミスなら、それは許容の範囲内です。
あなたは独りじゃありません。
采配は上司に委ねるとして、安心して仲間に手伝ってもらいましょう。
ある程度の失敗は組織にとって必然です。上司の指示に従って仲間と適材適所でしっかりと解決していきましょう。
持ちつ持たれつの精神で頼ることも勇気です!
成長につながるから大丈夫
失敗は起きない方が良さそうですよね。
だけど、失敗を知らなければ対応能力に乏しくなるのは言うまでもありません。
小さな子どもが何度もコケて痛みを知り身を守るための術を学ぶことと変わりませんね。
そうです、失敗を改善していくことは仕事においても成果や成功につながります。
そして、あなたがたくさん失敗して成長を繰り返すことは会社が成長することにもなるんです。
仲間が失敗してお客様を怒らせてしまった場合に、代わってお客様とお話をさせて頂くことがよくあります。
「これからもあなたの会社に任せたい」と言われるよう失敗を改善し全力で行動することは、私の経験だけでなく、会社や仲間の経験にも繋がっているんですよね。
大丈夫じゃないパターンもある
ポジティブな失敗における大丈夫なパターンをお伝えしましたが、大丈夫じゃないパターンもあります。
ここからは注意したいネガティブな失敗を5つ紹介します。
①悪意のある失敗は論外
会社や仲間、お客様を裏切る行為や、失敗することが分かっていても自分の利益だけを優先する行為は全てその人の責任です。誰も助けてくれるわけがありません。
仕事の目的や組織に所属していること、仲間がいることを忘れないようにしたいものです。
②失敗やミスを隠すのはNG
これも深刻です。
正確に報告をしていればすぐに対処できていた事なのに、隠したばっかりに失敗が悪化して取り返しが付かない事態になることはよくあります。
正確に申告することで上司からは叱られそうですが、一時的に叱られる事と、長期的に信頼を失うことどちらがあなたにとって損失が大きいかは言うまでもありません。
③同じミスや失敗を続けすぎるのはNG
いくらミスや失敗が成功のもとになっているとは言え、同じ失敗が何度も繰り返される場合は状況が厳しくなります。
苦手なことに挑戦する場合などはできなくて当然ですし、それは会社や上司も十分わかっています。
しかし、ほんのわずか1%でもよくなること、進捗することがなければ「仕事を任せる価値がない」と判断せざるを得なくなりますね。
どうしてもできないことは早めに申告をする。できない事ばかりなら“部署移動をお願いする”“転職を検討する”など、別の方法も考えてみましょう。
④大丈夫ではない失敗もある
命に係わる失敗や、経営に係わる失敗(情報漏洩など)などの致命的な失敗は取り返しのつかないことになる場合もあります。
自分の仕事をよく理解し、ポイントを押さえて実行することが大切です。
⑤ミスを許容してくれない上司や組織もある
先に紹介した①~④が発生した場合は許容されないことを覚悟すべきですが、単純に会社の体質や上司の性格などで、『ワンミスアウト』となる場合もあります。
多くの失敗は成功や成果につなげていけばよいだけなのに、上司の気分などで激怒されたり、ネチネチ言われ続けたりするのはあなたや会社の成長を阻害し、大切な心と時間を浪費するだけです。
続くようなら転職を考えるべきでしょう。ヤバイと思ったら即行動しましょう。
当ブログでは失敗しづらい転職のおすすめ記事を書いていますので参考にしてください。
ポジティブな失敗を考える
前項では失敗しても比較的大丈夫なポジティブな失敗を紹介しました。
前述の通りやってはいけない失敗もあることは確認しました。
ここでは、ポジティブな失敗について少し深堀りして考えていきましょう。
ポジティブな失敗の定義
ポジティブな失敗とは一言でいうと『価値のある失敗』のことです。
“組織”として問題を解決する必要がある失敗、解決すると良いコトがある失敗のことで、“組織”という言葉を“仲間”や“自分”に置き換えることができます。
そしてこのような失敗にはあえて資金や労力、時間などを投資することが好ましい場合があります。
例えば…
- クレームになっていた製品を改善、宣伝することでヒット商品になった!
- お客様を不快に思わせたこともしっかりと説明したら喜んで受け入れてくれた!
よく聞くこれらの話は『価値のある失敗』に資金や労力、時間を費やして得られた結果です。
ポジティブな失敗と定義できたから起こった成果や成功と言えます。
失敗は成功に変わる(マジです!)
このように考え方次第で失敗は成果や成功に変えることができます。
しかも稀にではなくかなりの高確率で変えることが可能なんです!
例えばあなたのスマホにも“よく”アップデートの案内が届きませんか?
アップデートには『セキュリティーの脆弱性の改善』『システムのバグや不具合の補正』など、初期では対応や予測もできなかったものも含まれます。
OSって脆弱性やバクが見つかることは織り込み済みなのでより良いサービスを提供するためにアップデートすることを前提に進化していきます。こうしてAndroidやiOS、WindowsやMacも信頼を勝ち取ってきました。
生き物の進化も似たような感じですよね!
失敗が起こることは仕方のないこと!
だからその失敗を基により良いものを創造していく。
基本的にはただ、それだけです。
うまくいかない時の対処法5選
失敗して仕事も心も上手くいかない時もあります。
- 失敗が続いてへこんでいる。
- 次も失敗しそうで不安しかない。
- まわりに迷惑をかけることが怖い。
- いつも仕事のことばかり考えてしまう。
そんな時は次のことを参考にしてください。
ここでもちょっと深呼吸して読んでみてくださいね。
考え方(思い込み)をシフトする
上手くいかない時、特にそれが続く時は、落ち込んだりしてあなた自身の思考が停止しているか、それに近い状態になっていることがあります。
こうなると正常な判断から遠ざかり、仕事のクオリティーはどんどん下がります。
こんな時は全く違う考え方にシフトしましょう。
例えばこんな感じ…(一例です。)
●忘れてはいけないことを何度も忘れてしまう。
・忘れないように努力をする … ✕
→人は忘れるので努力では解決しない。
・忘れてもいいようにする … ◯
→人は忘れるので仕組みで解決する。
●マニュアルに沿って商談するが上手くいかない
・マニュアルを勉強し直す … ✕
→基本ができているなら、同じことを学び直しても結果は変わらない。
・自分の話し方で話す … ◯
→基本ができているなら、基本にあなたらしさなど別の要素を加えると結果は変わる。
つまり、これが正解!という思い込みは置いといて、別の考え持ち込むことで、もどかしい今が変わるはずです。
考え方(思い込み)をシフトするコツはいつも“if”を考えてみること。
例えば「今日の商談は成功したけど、もしもアポのタイミングが遅れていたら…」と良い時も悪い時も“if”考えるクセ付けてみてください。
商談に失敗して「なぜ上手くいかないんだー」と嘆く前に「今日は上手くいかなかったけど、もしも違うやり方をしてみたら…」と新たな考えで問題解決を考える能力が身につきますよ!
時間をつくる
失敗やミスが起こる時は余裕がないことも多いようです。
考えたり改善する余裕がない場合には特に連発しがちです。
その余裕を持つためにとても有効な方法が“時間をつくる”ことです。
「ギリギリで仕事してるのに時間なんか作れるか!!」と怒られそうですが、ちょっと聞いて下さい。
時間は有限です。
24時間を30時間にすることはできません。
なので、24時間の中から無駄を省くことにしましょう。
無駄を省けそうなものを箇条書きにしてみます。(ほんの一部です)
- 通勤手段は最適なものを選択できていますか?
- あなたのデスクは整理されていますか?
- スケジュールの管理方法は自分に合ったものですか?
- 紙である必要がないものをわざわざ印刷していませんか?
- 1日に何回もメールをチェックしていませんか?
- SNSを何度もチェックしていませんか?
- ソシャゲの誘惑に負けていませんか?
- ラインやメール、電話など適切なツールを選択していますか?
- ひとりの方が効率の良い仕事を複数でやっていませんか?
- 複数の方が効率の良い仕事をひとりでやっていませんか?
- 仕事のための仕事に追われていませんか?
- 残業ありきで仕事をしていませんか?
※残業を回避する方法はこちら
いくつか、当てはまるものはありませんでしたか?
当てはまる項目が多いひとはそれだけ時間をつくることができる可能性があるとも言えます。
もちろん、組織として変わらなくてはいけないものもあります。
しかし、まずは身の回りにある無駄を少しずつ変えていくこと。
こんな感じで、時間をつくることは可能なんです!
時間は与えられるものではなく、自分でつくるものだと意識してみてください。
ただし、過度の業務を強いられて時間をつくることができない場合は上司や仲間に相談が先!
謝るクセをやめる
実践してほしいことがあります。
悪くないのに謝るな!
もちろん、落ち度があれば素直に謝罪すべきです。
しかし、悪くないのにとりあえず謝っている人をよく見かけます。
とりあえず謝ればその場が収まってしまうこともあるので謝っている人も多いと思います。
だけどこれ、完全に逆効果です。その後のデメリットが大きすぎます。
- 意味なく謝ることで、事実が見えなくなる
- 意味なく謝ることで、成功までも失敗に変わる
- 意味なく謝ることで、信頼が不信に変わる
その結果、上手くいくことも上手くいかなくなります。
これは仲間や上司、お客様、全ての人に対して同じことが言えます。
何についての謝罪?誰に対しての謝罪?何故謝罪が必要なの?
事実に基づいて信頼を紡いでいくことで、上手くいくことも増えてきます。
謝罪は自分がその場から逃げ出すためのものではありません。
相手の気持ちのために行うことを忘れないようにしましょう。
『人』のせいではなく『事』のせい
「人のせい」とは自分のを含めた「人間のせい」のことです。
自分や他人のせいにすると感情が表に立ってしまうことも多いですね。
だけど、物事を解決するために大事なのは感情ではなく事実に基づいてどうするかです。
これが、失敗についての改善ならなおさらです。
だから、『人』ではなく『事』のせいにしましょう。
例えば、遅刻をしてしまったという失敗について『人』と『事』の違いを見ていきます。
●『人』の場合…
マジへこむわぁ…。寝坊した自分に腹が立つ…。明日は気合で絶対起きてやる。とりあえずアラームの数を増やそう。
●『事』の場合…
寝不足という事実がある。前日に残業し過ぎたのが原因。残業の要因は過度に業務を引き受けたこと。無理に業務を抱えすぎて周りに迷惑をかけないよう業務分担について相談しよう。
このように、『事』に着目することで、必要以上の怒りやへこみを回避するだけでなく、根本的な問題解決を考えることができます。
上手くいかないくて悩むことは極端に減るはずですよ!
悩みって、問題点が見えず解決の糸口が見つからない時にどんどん深くなりますよね。
だけど『事』を見ていけば正確に問題を直視できるし、問題が分かれば必ず答えも見えてきます。
あきらめる
自分ではどうしても解決できない失敗があります。
その時は、もうあきらめましょう。
自分の経験や立場、環境じゃ解決できないことはどうしても発生するんですよね。
そんな時は組織や上司、仲間に託せばいいんです。
だってあなたが解決できない『事』が事実ならそれを受け入れて、他の人に解決してもらう方が何倍も上手くいきます。
あとは手伝ってくれた人にしっかりと感謝を伝えて、日々の業務で成果を出していけばよいのです。
きっと別の場面では誰かの失敗をあなたがサポートしているのでしょうね!
まとめ
さて、ここ見てきた内容をまとめます。
大きく分けて次の通りでした。
- 失敗がつらい原因
- 失敗しても大丈夫な理由
- ポジティブな失敗
- うまくいかない時の対処法5選
失敗するとつらい気持ちになるのは多くの方が体験していることだと思います。
だけど、失敗ってそんなに悪いことでもなさそうですね。
だって失敗は新しい価値を提供してくれるものだから。
その価値を受け止めるためにはあなたが失敗に対して心を開く必要があるんですよね。
最後にこの言葉を紹介します。
「それは失敗じゃない、その方法ではうまくいかないことがわかる成功なんだ」
ートーマス・エジソンー
堂々と失敗して、その失敗を愛でる勇気を忘れずに生きてゆきたいものですね。
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