こんばんは。
今宵も音楽と読書を楽しむSUGI₋SUGUです。
おすすめの書籍とその本に合う音楽を勝手にコラボして紹介してしまうコーナー第4弾!となります。
『読書と音楽を一つの体験として感じてほしい』そんな思いから始めてみたシリーズ投稿です。
今回のテーマは『生命×魂』です。
今回もよい体験になりますように。
おすすめの書籍
本書は“より深く思考したいビジネスパーソンにおすすめ”の一冊です。
- 読みやすさ:
- 感 動:
- 役に立った:
この本の著者である高橋祥子氏は生命科学の研究者であり、ゲノム解析のベンチャービジネスを展開する会社の経営者でもあります。
性善的な性質・性悪的な性質どちらも、人間がこれまで生き残るために必要だった性質であり、我々はその性質を巧みに利用してきたのだと言えます。
本書では研究者という立場のみならず、経営する立場から“科学は性善的であるべき”だと述べられています。
はて、ビジネスは時に利益を追求する側面を持ち非常に利己的であるがゆえ、利他的な考えとは相反するように見えます。
性善的な考えからは遠ざかってしまいそう…。
しかし、利己と利他は相反するものとは言えません。
なぜなら、本質をとらえ利己を追求することは実は利他へとつながることを著者は教えてくれます。
それは、これまで生命がたどった道でも明らかだと言えるのではないでしょうか?
概念と科学が絡み合う本書は科学的な立場とビジネス的な立場を併せもつ高橋氏にこそ描くことができるものだと言えます。
[印象に残った言葉]
本書引用:「鶏と卵の問題」には答えがある
本選びのコツについては、以前投稿した“【仕事楽しむ】モチベーションとパフォーマンス向上コツ おすすめビジネス本5選”もご参考にされてください。
電子書籍も本の通販も両方楽しめるこちら。おすすめなのでのぞいてみてください。
おすすめのBGM
魂とはいかに。マエストロ「朝比奈 隆」の熱演
楽曲は有名曲ブラームス:交響曲 第1番です。
第4楽章の旋律なんかは多くの方が聞いたことのある美しいメロディーですね。
さて、この交響曲はブラームスが楽聖ベートーヴェンを意識し、21年の歳月をかけて作り上げた超大作と言える作品です。
【ブラームスはこんな感じの人】
1876年の初演。民衆からはベートーヴェンの系譜を受け継ぐ作品として広く支持され愛されるようになります。
そして時代は流れ1996年。
ブラームスが産まれたドイツから遠く離れた日本という国で、奇跡の名演がうまれます。
朝比奈隆/東京交響楽団によるブラームス:交響曲 第1番
ブラームスの21年の歳月を確かに踏みしめ、その音楽は真正面から堂々と聴衆のもとへ届けられます。
奇をてらうことはなく、しっかりと地に足をつけた魂の演奏はそのまま大地を揺るがし、そして聴く人の魂を揺さぶります。
朝比奈 隆 87歳の名演です。
「この演奏を生で聴いてみたかった!」いつもそう思ってしまいます。
ところで、朝比奈隆と言えば日本のクラシック界を作り上げた人物の一人と言っても過言ではない指揮者。
93歳で亡くなる直前までタクトを振り続け「生涯現役」を貫いた巨匠です。
楽団員からは「親方」の愛称で呼ばれていたそうで、まさに職人気質な音楽性は作曲家の描いた楽譜という設計図を愚直に体現し、そこにはマエストロの魂が宿ります。
そんなマエストロのブラームス:交響曲 第1番の名演は、「魂に限りはない」と思わせる熱い演奏でした。
ところで、芸術において美しさはとても重要なファクターです。
しかし、さらに重要なファクターを上げるとすれば、すなわち“魂の有りか”ではないでしょうか?
『魂』とはどんなものなのだろうか…。
目には見えないけれど、ふとした時に確実に感じることができる『魂』は、時に音楽にも表れることがあり、この音源には『魂』が閉じ込められています。
ここで表現される『魂』は何もほとばしる若々しい躍動感などではありません。
長い年月、音楽と向き合っては何度も何度も作曲者の心を純粋にくみ取ろうとしたものだけが作り上げることができる円熟の魂です。
この演奏に込められた魂をあなたも受け取ってみませんか?
コラボしてみた感想
今回は『生命×魂』をテーマにコラボしてみました。
じつは、今回のコラボについては少し迷いました。
曲に聴き入ってしまって読書どころではなくなるかも…。
圧倒的な熱演なのでそんな懸念があったのです。
なぜなら、あれは私がこのCDを購入した10数年前のこと。
実際にこの曲をBGMとして鳴らしながら読書をしていました。
気付けば読んでいた本を置いてどんどん演奏に聴き入っていたという経験があるのです。
ということで改めて読書しながら流してみました。
結果、読書で盛り上がる瞬間、気付けば音楽はフィナーレを迎えているなんてことが起こります。
推測ですが“相性が重要”なのかもと、何となく新しい発見がありました!
それでは、今回ご紹介したコラボの相性は?
- 本:科学的かつ論理的に生命としての本質を理解し受け入れ行動することの大切さ。
- 音楽:朽ちることのない魂が描き出す満ち足りた感動を享受することの喜び。
『生命×魂』は言ってみれば相性抜群のコラボレーション!
結局のところ私たちは生命が作り出した巧妙な仕掛けの中にいます。
そして、情熱に突き動かされ、努力せずにはいられない性を背負っているのかもしれませんね。
お好きな音楽をどうぞ
その他にも色んな楽曲があなたの読書の友人になってくれるはず。
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