こんにちは、sugi-suguです。
今回は『中卒』(高校中退)の方に向けた記事です。
仕事でこんな悩みを持っている中卒の方はいませんか?
- 給料が平均年収より少ないけど、ずっと変わんないんだろうな…。
- 会社のブラックな待遇は改善しないんだろうな…。
- 転職したいけど、いい条件では雇ってくれないだろうな…。
答えは『NO!』
実は、これらの悩み
毎日のちょっとした行動で解消することができます。
なぜなら、
- 毎日のちょっとした行動が気付かないうちに“あなたの今”を作り出しているという事実がある。
- そして、これからもその事実が“あなたの明日”をつくることに変わりはない。
- だとすれば、ちょっとした行動が変わっていけば、未来が変わることに間違いはない。
と言えるからです。
私の最終学歴は『中卒』(高校は3ヶ月で中退)です。
転職なども含め、ありがたいことに平均年収より多い状態を15年以上キープしています。
そんな私が、“中卒”という経歴による悩みを少しずつ改善するための『具体的で実践可能な方法』をお伝えする記事です。
この記事は“現実的な方法”で平均的な年収(中央値)を超えていく手掛かりになるはずです。
とうぞ、気軽に読んでみてください。ご参考になれば幸いです。
・仕事お役立ち
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目次
この記事のガイド
「全部読むの面倒」や「忙しくてゆっくり読む時間がない」って方は次の手順で読んでOKです!
- 目次をみて気になる見出しへジャンプ
- 気になる見出しに飛んだらその部分の太字・アンダー文字・マーカー文字だけを読む
- そこに表やデータがあれば一応チェックしておく
1.2.3で読み飛ばしても要点が分かるようになっています。
中卒ってヤバイの?
まずは現実をしっかりと確認していきたいと思うのですが、結論から言うと
中卒はなかなかヤバイです!
なので、高校や大学に進学することを迷ってる方は間違いなく進学することをおすすめします。
可能なら高卒認定を取ることもおすすめします。
中卒がヤバイ理由は大きく分けて次の4つ。
- 知識の量の差がヤバイ!
- 知り合う人の数がヤバイ!
- 現在の社会構造がヤバイ!
- その結果、現実がヤバイ!
それぞれを詳しく見ていきましょう。
知識量の差
単純計算です。
高校に進学しなかった場合、中卒の知識量は9年間。
進学するごとに中卒までの9年間+高校生3年間+大学生4年間が加算されます。
しかも、ちょっとイメージしてほしいのですが、小学1年生で習う足し算と中学三年生で習う二次方程式。
比べると圧倒的に内容が濃くなっています。
このように、段階的に高度な内容になっていくので『中卒』と『高卒や大卒』とでは圧倒的な知識の差が出てしまうことは避けられません。
知り合う人の数
高校のクラスは40人前後です。クラス分けなどで知り合う人の数がどんどん増える場合もあります。
さらにヤバイのは大学です。
大学によっては全国津々浦々から、1学年に何千という人が集まります。
ここで重要なのは、多くの人の色んな考えに触れることができるということです。
高校から大学にかけて自分と違う考えを取り入れ視野が広がります。
そして、自分の人生に生かすチャンスが大きく広がっていくのです。
知り合う人の数が多いほど、自分の助けになる人の数も多くなる可能性がありますよね。
現在の社会構造
社会のルールを作った政治家や官僚。日本を引っ張ってきた大企業の社長や幹部。
その多くは有名大学を卒業したエリート達です。
昭和から平成にかけてこの人達が敷いたレールを歩むことが真っ当な人生とされてきました。
それではこの人達が敷いたレールとは?
『いい大学を出て、いい会社に就職して、年功序列の仕組みに納まり、問題を起こさず、定年を迎え退職金をもらい、年金で暮らせば、人生は安泰』
令和のこの時代も多くの会社でこの構造が根強く残っている現実があります。
こんな感じで、社会構造自体が高学歴を求めることを手放していない時代を私たちは生きているんですね。
その結果、現実がヤバイ!
このような現実から世の中は中卒に対して割と冷ややかです。
あくまで一般論ですが中卒を取り巻く辛い現状は次の通りです。
- 就職先が限定される
- 中卒では取れない資格がある
- 出世をしにくい場合がある
- なかなか給料が上がらない場合がある
- 努力ができない人間だと決めつけられる
- 単純に中卒だからと馬鹿にされる
- 中卒を理由に結婚を渋られる
これにより次のあなたに
マジでヤバイことが起こります。
このループに入ってしまい、自暴自棄になってしまうことになりかねません。
【年収に関する比較は次の通り】
※年齢・学歴別 男性正社員の収入一覧(中央値)
年齢 | 全体 | 中学卒 | 高校卒 | 高専・短大卒 | 大学・大学院卒 |
20~24歳 | 261万円 | 251万円 | 265万円 | 252万円 | 273万円 |
25~29歳 | 327万円 | 286万円 | 319万円 | 306万円 | 364万円 |
30~34歳 | 387万円 | 317万円 | 358万円 | 368万円 | 450万円 |
35~39歳 | 443万円 | 356万円 | 401万円 | 431万円 | 538万円 |
40~44歳 | 510万円 | 376万円 | 437万円 | 486万円 | 657万円 |
※引用:お金と税金に詳しくなる確定申告「学歴、年齢別の年収を中央値で比較・シミュレーション」より
※中央値を採用しているのは全体の平均値だと年収数億円っていう比較対象外の人も含まれるから。
こんなクソみたいな状況を壊していくために一旦、自分自身のことを整理していきましょう。
自分自身のことを思い出してみて
ここでは、自分が高校に進学しなかった又は中退した理由を考えていきます。
なぜ中卒になった?
あなたが中卒になった理由はなんでしたか?
「学校行くのがだるかった」・「楽しくなかった」・「いじめから逃げ出した」・「退学になった」・「勉強の必要性を感じなかった」・「他にやりたいことがあった」…etc.
それなりに理由があったんじゃないかなと思います。
中卒を選んだ時のことを思い出す
中卒になるときにたぶん周りの人たちに「せめて高校は卒業した方がいい」と言われたことはありませんでしたか?
多くの方は高校を卒業することを強くすすめられたのではないかと思います。
中卒になることに“猛反対”された方もいますよね?
そんな周囲の意見を押し切って、中卒になったあなたには周囲の意見を超える自分の意思があったのでないでしょうか?
この時点でしっかりとした人生設計や、強い覚悟がある方、いろんな事情で高校にいけない方もいたでしょうが、「何となくいきたくない」という理由で中卒になった方も多いと思います。
いずれにしても、ここでは自分の意思を通した経験があることを思い出してみてください。
誰からも反対されず、惰性で中卒になった方も、その時に多くの人とは違う道を選んだ自分の事を思い出してください。
あなたの想像通り?
ここまで自分の過去を少しだけ振り返ってみました。
中卒を選択したことはいい思い出?わるい思い出?
だけど、そんなことはどっちだっていいです。
中卒の選択をしたあなたがいる。この過去は変えることができません。
真っ先にすべきことは次のことを受け入れること!
「中卒になってみて間違いじゃなかった。」
中卒を後悔している人も受け入れてください。
だけど、「ここでの間違いじゃなかった」の意味は「中卒を“選択”したことが間違いじゃなかった」ではありません。
中卒を選択する時、「ヤバイんじゃねぇ」って考えは少なからずあったと思います。
あなたは厳しい現状に身を置くことを多少なりとも予測していたと言えます。
つまり「中卒“ヤバイんじゃねぇ”って予測したことは間違いじゃなかった」
実は割と多くの人が直感的に未来を予測する能力があるんですよね。
自分自身と向き合う(超重要)
ここまでで分かったことをまとめると次の通り。
- 中卒けっこう棘の道だぜ!
- それでも自分で決めたんだぜ!
- 厳しいことも直感的に予測していたぜ!
ワイルドだねぇ~。
こんな道を自分が選択をしたことは一旦肝に銘じておく必要があります。
そして、その選択をした自分にもう一度言い聞かせてください。
必ずやれる!
自分自身の過去を見つめ、自分と向き合うことができれば
必ずやれる!
そう思うことが年収を上げてブラックとおさらばするために必要な一歩です。
年収を上げる!
さて、ここからはいよいよ実戦です。
中卒であるあなたが平均年収を超えていく方法、ブラックな職場を抜け出す方法を具体的に見ていきましょう。
大枠は次の4つ。
中卒のあなたが年収を上げていく!《自分磨き編》
中卒のあなたが年収を上げていく! 《自分磨き編》では中卒のあなたが戦うために必要な考え方など、自分自身のレベルアップ方法を記載しています。
身体で言えば筋トレのようなものです。
スポーツでも基礎体力がなければ、なかなか上達しませんね。
同じように社会で戦う基礎体力を身に着けていきます。
働く目的を言えますか?
働く目的は人それぞれです。
「家族がいるから」・「お金を貯めたいから」・「経験を積みたいから」等々
目的は何でもOKです。
必ず目的を言える状態にしてください。
謙虚さは武器
謙虚さは本当に重要です。
しかし、謙虚さという言葉で勘違いしてはいけないことがあります。
“謙虚=他人の言うことをそのまま受け入れること”ではありません。
この記事では謙虚=自分と向き合う勇気とします。
良い自分も悪い自分も等しく客観的に向き合える能力はあなたにとって生涯の宝物になることはココでお約束します。
自分の無能さを理解する
厳しい話をします。
悲しいかな、あなたは無能です。当然、私も無能です。
だって、学歴ないんだもん。
まずはこれをしっかりと理解することが大切。
間違っても16年間もの間、基礎勉強をした大卒者よりも有能などと勘違いしてはいけません。
そもそも同じ土俵にはいないんですよね(‘◇’)ゞ
「こだわり」・「プライド」そんなもん捨てちまえ
新しいやり方や新しい仕事があなたの前に提示されたとき、こんなことを言う方を見かけます。
「自分はこのやり方にこだわってやってきた」
「自分はこの仕事にプライドを持っている」
「だから新しいことには手を出さない」
今まで培ってきたものを肯定したい気持ち、本当によく分かります。
私もずっとそうでした。
しかし!
実は“こだわりやプライド”って、新しいことに挑戦することが怖くて逃げるための都合のいい言い訳になっていることが多いです。
こだわりやプライドっていうカッコいい言葉で語ってみても謙虚に自分と向き合ってみた時に、くだらないものに見えてきませんか?
そして、この“こだわりやプライド”と最初に明確にした“働く目的”どっちが大切ですか?
チャンスを失う前に“こだわりやプライド”をリセットしましょう。
でも、プライドって言葉マジでカッコよくない?
食わず嫌いは絶対に損してる
タコ嫌いでした。
食ってみたら超オイシイ!何てことありますよねぇ~。(ごめんなさい私はタコあんま好きじゃないです)
仕事も同じです。
“社内で新しい仕事に挑戦する”っていうのは、会社の判断があるのでなかなか機会がありません。
だけど、すでに与えられている仕事に新しいやり方を取り入れて、“効率アップ”なんてことは簡単にできます。
そして、効率アップでこれまでの会社のやり方をぶち抜いたら会社から新しい仕事がもらえたりします。
新しいことって実際やってみると結構できたりします。
だけど、これはやってみて、失敗してそれでもやってみて初めて分かることなんです。
だからやってみること! これほんとに大事なんです。
新しいことは最初はうまくいかなくても、くり返し反復することで必ず身についてきます。
「人のせい」・「環境のせい」これやったら致命的
これ本当に絶対ダメ!
だけど結構やっちゃってますよねぇ。
特に、先輩になったりちょっと出世したりすると、やっちゃうんです。
私もそんな愚か者の1人でした。
若くして、ちょっとだけ出世してしまった私
「うまくいかないのは無能な部下のせいだ!」と思ってしまうこともしばしばありました。
「そんなんで上手くいくわけねーだろ。バーカ!」と超絶無能な当時の私に言ってやりたいです。
この考えが危険なのは『思考停止』になってしまうこと。
自分の無能さを認めきれずに他人のせいにしているだけだなんて、何も考えずに自分がラクしてるだけ。
本当の改善点なんて見つかるわけないですよね。
これやっちゃうと、周りの信頼ガタ落ちで結果も残せないから、評価もダダ下がりなんてこともあります。
マジでいいことないです。
これ読んで「ドキッ」とした方は早めに改善することをおすすめします。
中卒のあなたが年収を上げていく!《環境を立ち回る編》
中卒のあなたが年収を上げていく!《自分磨き編》では、中卒が戦うための“体力づくり”をご紹介してきました。
中卒のあなたが年収を上げていく!《環境を立ち回る編》は、中卒が環境を渡り歩く“立ち回り方”をご紹介していきます。
今いる環境を把握する
孫氏の兵法って知っていますか?
2500年前の古代中国で書かれたの兵法書。
戦いに勝利するための『ありがた~い教え』のようなものです。
古くから武田信玄・徳川家康・ナポレオンなど。
現代では孫正義さんやビル・ゲイツさんなど多くの成功者が愛読している書物です。
その中に「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」という言葉があります。
彼とは敵(状況)となり己は自分の事です。
あなたは前章で己の姿をしっかりと確認してきたと思います。
次は自分を取り巻く状況をよく観察し把握することです。
周りのことが分からなければ、いくら自分を磨いたところで上手く立ち回ることはできません。
例えば、極限まで自分を鍛えたランナー。“たぶん100m走だろうと何となく予想”し全力疾走してみたものの、ゴール直前で「実は10000m走でした~」なんて戦いをしてたら最下位確定ですね。
高卒や大卒とは戦わずして勝つ!
『戦わずして勝つ』方法は前項で紹介した孫子の兵法にも登場します。
また、前章の“自分の無能さを理解する”にも書いていますが『土俵が違う』ということ
実はこれとても重要なんです。
例えば、新卒として採用された大卒の人は先輩や上司のアドバイスに従い、与えられた仕事を的確にこなしていくことで年を追うごとに順当に出世をしていくことになります。
このレールから外れなければ、給料も少しずつ上がっていき将来は安泰。
日本の企業ではこういった年功序列の体制を守っているところも多いのですが、残念ながら中卒はこのレールには乗っかっていないことも多いようです。
つまり、決められたレールの上を走る列車と、道路を走る車とでは目的地は同じでも通る道は全く違うということ。
車が線路の上を走っても上手く走れるわけがありません!
だから、中卒と大卒が同じことをやっても無能認定されることになりかねないんです。
チャンスは無数にある
さて、前項で年功序列のレールから脱線(失敗)しなければなぜか給料が上がっていくシステムを説明しました。
しかし本来、世の中に求められるべき姿は失敗しないことではなく、成功することなはずです。
社会は頑張った人が豊かになっていくために成長していく必要があります。
成長するためには、小さな成功がたくさん集まっていくことが重要なんです。
だったら、小さな成功を集めちゃろう!ってことです。
そして、小さな成功は中卒だろうが何だろうが集めるチャンスが無数にあります。
例えばこんなこと
- 現場作業を任され通常では5日間の工程ではあるが、業務の工夫により4日間で終わらせる方法を考えた。
- ルート営業なので新規開拓は任されていなかったが、既存顧客からの情報により新しい開拓先の情報を取得した。
ここで、「どうせ時間は5日間あるんだから今まで通りでいいか」とか、「自分はルート営業だから新規開拓は関係ない」と思ってしまったら、チャンスを一つ取りこぼしたことになります。
チャンスを生かすためには、考えたこと、取得した情報を適切に取り扱う必要があるんです。
考えや情報は共有しよう
あなたが考えたことや得た情報が会社にとって有益なこと必要なことなら、積極的に社内で共有していきましょう。
自分だけが得をしようとするのはNG。
また、持っている考えや情報は自分勝手に取り扱わない方が賢明です。
仮にその考えや情報を使って自分だけが得をしたとしても、あなたの得体のしれない成果をよく思わないアンチが足を引っ張ってくるかもしれません。
また、そんな状況で中卒で頑張るあなたが会社から“余計なバイアス”をかけられたままく“だらない評価”をされたらたまったもんじゃないですよね。
逆に情報を共有することはあなたの評価を上げるだけでなく、会社や周りの人への利益にもつながり、安心を生む結果ともなります。
そして、あなたの小さな成功は会社や周りの人達から歓迎されることにもなります。
考えや情報は信頼の種
会社に「いい方法があったんで試してみます」と言って実績を出すやつ、「いい情報が入ったんで報告します」と言って本当にいい情報を持ってくるやつ。
これを何回かやるとあなたはいつの間にか
「信頼できるやつ」になっちゃってます。
そして、この状況を続けていくと
「デキるやつ」認定されていくことがあります。
ここまで来たら仕事がやりやすくなります。
なぜなら、デキるやつ認定されたあなたは、実は会社にとって「辞めてほしくない社員」になっているんです。
状況を理解して自分の仕事を積み重ねる
成果を出していれば会社はあなたの意見を求めてくれるようになります。
この状態があなたの居場所の1つになるんですよね。
しかし、忘れてはいけません。あなたは中卒です。
安心するには早い。
この時点でできることは、他の社員がレールの上ではできなかった実績をさらに積み重ねて、レール外の仕事の重要性を会社に認知してもらうことでしょう。
アンチは必ず現れる
より優れたこと新しいことが効率アップになれば多くの場合みんなから歓迎されるでしょう。
しかし、そんなあなたの行動をよく思わない人もいます。
こんな人いたら要注意です。
こういう人たちからすれば、周りに良い影響を与える新しい仕事は面白くないことです。
こんな人たちに遭遇した時にとても重要なことはあなたの行動の全てが自分のためではなく、クライアント・顧客・エンドユーザーなどの“お客様”を向いていること。
冷静に比較してみましょう。
- “自分”ではなく“お客様”を向いているあなたの行動
- “お客様”ではなく“自分の立場”を守ろうとするアンチの行動
客観的に見られた時、支持されるのがどちらなのかは明白です。(100%支持されるわけでもないですが…)
自分自身が生産性のない“アンチくん”になってしまわないように気を付けたいものですね!
周りの人は大事にしましょう
ももちろん、あなたの周りの人たちのほとんどは、あなたのアンチではありません。
冷静に周りの人を見渡してみることは重要です。
仲間を大切に
あなたの周りに助言をしてくれる人はいますか?
叱ってくれる人はいますか?
共に戦ってくれる人はいますか?
こういう人たちは仕事におけるあなたの仲間と言えるのではないでしょうか?
あなたに学びを提供してくれる仲間。大切にしたいですね。
社外の人たちも忘れずに
私たちはつい、同じ会社の人というカテゴリーで仲間を選定しがちです。
しかし、あなたの仲間は会社の外にもいます。
取引先の担当営業マン、下請け会社の職人、いつも会社をキレイにしてくれる清掃員などなど。
色んな人たちが自分の仕事を支えてくれていることを忘れずに感謝して仕事をしてみることは大切です。
“日頃の行い”とはよく言ったもので、実はこういう人たちとの関りが思わぬチャンスを運んできてくれることがあります。
ちなみに私は取引先の方とのご縁でよい転職をした経験があります!
転職については“こちらをクリック”
エンドユーザーを大事にしましょう
あなたの仕事の先には誰がいますか?
全ての仕事は誰かの役に立ちその結果、対価としての報酬を手に入れています。
だから、あなたの仕事の先に『あなたの仕事を必要としている人がいる』ことを忘れてはいけないと思います。
そんな人たちと直接会える仕事なら喜びの声を聞けることもあるでしょう。(もちろん辛い思いをすることもあるよね…)
しかし、あなたにとって良いことはそれだけではないです。
この人たちのことを思い描いて仕事をすることで、より良いモノ・コトを届けたいと思えることができればしめたものです。
そのためにさらに良い仕事を創意・工夫するきっかけになるでしょう。
そして“自分自身が成長し、より優れた仕事ができるキッカケ”がそこにはあるのです。
ゴマすりって必要?
あなたの周りにもいませんか?
- 上司や同僚、お客様の機嫌をうかがい関係性を維持しようとする人。
- ゴマをすって自分の立場を有利にしようとする人。
もしかしたら、あなたもそう?
かつての私も、上司に気に入られることが出世する道かな…と思っていたこともありました。
確かに今の日本の会社ではそれが見事に成立してしまう所もあるんですが…。
仕事の内容ではなく、心地の良い美辞麗句を並べる部下を集めた組織がこれからの社会で生き残れるのかと言えば大きな疑問です。
私はゴマをするよりも自分に正直である方が将来的に得するような気がしています。
情報は大切に
今も昔も情報はとても大切です。
早く正確な情報は仕事における大きな武器になり得るんです。
正確な情報はどこにある?
インターネットが普及したこの世界では、情報は簡単に仕入れることができるようになりました。
でも、フェイクニュースが多いのも事実です。
とりあえず、取得した情報に対しては次のような情報源を複合して確認してみてください。
要は一つの情報を鵜呑みにせず、なるべく信頼性の高い情報で裏付けをとる!
これは必ずやって下さいね。
なるべく情報は共有する
いい情報を取得してもその情報を使う能力が低ければ意味がありません。
あなたの能力が低いという話ではありませんよ。
“1人よりも2人”、“2人よりも3人”というように人が増えれば、その情報を多角的に見ることができますね。
その結果、分析能力も大幅にアップします。
高度に分析された情報は『極めて強力な武器』になります!
また、情報の分析に限ったことではないのですが、1つのことを複数の目で確認することはとても重要です。
特にネットで取得できる情報が少ないローカルなネタなどはしっかりと共有し、知恵を集めて分析することが有効な手段になることも多いです。
ウソは万病のもと
もしも、あなたが共有する情報に『ウソ』が混じっていたらヤバイです。
情報は行動の根源になることも多いので、あなたがフェイクニュースの発信源になった時の責任は大きくのしかかってきます。
裏付けをとって共有することはもちろんなんですが…。
一番ヤバイのは自分のことをよく見せようとして情報を盛ったり虚偽の報告を行うこと。
信頼を大きく失墜させます。
結局誰も得しないので止めておきましょう。
イヤな情報に動じない
あなたにとってよくない情報を取得することもありますね。
他にも思いがけなイヤな情報があなたに届くことがあります。
まずは、いちいち動じない!
そして、冷静に情報を分析して問題点を改善していけば、自分の仕事をさらにレベルアップさせる大きなチャンスになります。
それと、しょうもない人格否定などはガン無視でOK!
もう一歩先へ
ここまでは、自分磨きと環境の立ち回りなどを紹介してきました。
ここからはもう一歩先に進むための方法をご紹介します
本を読もう
皆さん本は読んでますか?
日本人の読書率は次の通り(文化庁調べ)
- 読書しない:47%
- 月に1~2冊:34%
- 月に3~4冊:18%
- 月に5~6冊:10%
- 月に7冊以上:4%
この国では読書以外でもYouTubeやTwitter、テレビやラジオなど娯楽や知識を取得する場があふれています。
そんな中、半数以上の人が本という大昔から存在するメディアに何かしらの影響を受けているということが分かりますね。
この時代でも、読書は人の心を豊かにしてくれる重要なメディアの1つと言えるんです。
私の読書歴
読書をすすめている私はというと…。本はほとんど読んでいませんでした。
厳密にいうと時代小説とサイエンス系は時々読んでいましたが、今回のテーマに合いそうな本、
ビジネス本?自己啓発?教養?経営?
ちんぷんかんぷん(;´・ω・)
加えて「他人の考えになんてそまらねぇ」(俺マジかっけぇ~)なんて思っていました。
食わず嫌いでつまらないプライド全開!
そんな私が実際にビジネス本などを読みはじめたのは30歳を超えてからです。
読書で新しい発見!がたくさんあることもよいことなんですが、読書初心者の頃に面白かったのは次のことです。
自分の考えてたこと、意外に間違ってないかも。
あなたもきっと同じような感覚あると思います。
だって、それなりに生き抜いてきたじゃん!
ビジネス本に対してポジティブな印象を持てたので、好感度も上がりました。
その好感度が後押しして、色んなジャンルにも興味が湧いたので一時期かなり読みあさってました。
ビジネス・経済・テクノロジー・政治・国際情勢・教養・社会学・哲学・人文・思想・心理学…etc.
色んな本に好感を持つことで本の情報を自然に受け入れることができるようにもなった気がします。
これって読書をしてない時と比べてかなりお得に学ぶことができてません?
今でも読書は好きなのでほどほどに読んでます。
読書初心者におすすめの本選び
そういう訳で、読書初心者におすすめな本選びは次の2点
- 何でもいいので好きなジャンルの本を読む!(活字だよ~)
- とりあえず自分の考えに近い本を読む!
本から楽しく知識や知恵をもらうことができれば、あなたのレベルアップは間違いないと言ってもよいと思います。
まったく読まない人との差も出てくるかもしれませんね。
このブログでは“失敗しない本選びのコツ”をかなり詳しく解説していますのでよかったらご覧ください。
ここまでは年収を上げるための基礎的な内容を見てきました。少しずつ確実に実践していくことであなたの収入はアップしていくはずです。 ポイントは謙虚であること!自分を分かっていること!
実績を積んだらやること
ワガママであれ
勘違いのないように最初に言っておきますがワガママ=自己中ではありません!
目的を達成すためにワガママであることも必要ということです。
もっと言えば、みんなの目的のためにワガママであることが重要です。
さて、目的もなく右へ倣えで仕事をしている人がいます。
こんな人たちにとっては新たなやり方で業務改善を行う人、新たな取り組みを始める人は風紀を乱すワガママな人に見えます。
でも、それで全然OKなんです。
あなたの意見が届く職場ならば、あなたが目的に向かってワガママである姿は評価の1つとなるでしょう。
行動には根拠が大事
ワガママであるからには根拠が重要です。
あなたのやることが単なる自己中・身勝手な行動ではない証明が必要なんです。
自分の言動は目的に向かっていて、実績を上げることができることを伝えるためには情報をリサーチし根拠を示さなければいけません。
それができなければ単なる自己中・身勝手な行動とみなされてもしょうがありません。
根拠を示すために例えば、先述の“正確な情報はどこにある?”で記載したような情報も有益ですし、他にも
こういったことが必要になります。
『だから、良い効果が得られるので実行したい!』
あなたがどんなに直感的に上手くいくと思ってもその感覚に裏付けを持たせて理解してもらうことがとても大事なんです。
勘違いは禁物
あなたの考えや行動を認めてくれる理由は、あなたが偉いからではないことは言うまでもありませんね。
これまであなたが目的に向かって残した実績や考え方、そして根拠あるからです。
あなたに仕事を任せたら、会社や周りに良い結果をもたらしてくれるからあなたに仕事が託されるんです。
仮に自分は偉いと勘違いしてしまったら、今まで積み重ねたものも振り出しに戻る可能性があります。
自分の正確な立ち位置を知り謙虚でいることっていつまでも大切なんですよね。
スキルアップも忘れずに
スキルアップの方法はいくらでもあります。
一例はこんな感じ
- ビジネス書を読む
- 資格をとる
ビジネス書やその他の本、読んでなかった人はだまされたと思ってぜひ試してほしい方法です。
個人的に“コスパめっちゃいい”と思ってます。
読書に関する詳しい記事はこちらを見てください。
- この記事の“もう一歩先へ”
- このブログ記事:【本選びのコツ】 失敗しない本の選び方 5つのステップ 4つのポイント
資格をとる
「資格なんていらねぇ!」と言ってた私。
とりあえずとってみたらけっこう役立ってます。
転職に役立ったり、役職がつくときのポイントになったり…。
そしてモノにもよりますが、資格ってある程度本気で勉強したらけっこう取れたりもします。
資格があるとけっこう便利なんで余力があれば、ぜひ試してみてください。。
中卒でも取得OKですぐに役に立ちそうな資格の一覧を作ってみたのでチェックしてみてください。
資格 | 難易度 | 合格率 | 勉強時間 | 内容 |
ITパスポート | 簡単 | 50%前後 | 150時間程度 | ITの基礎知識を証明する資格 |
旅行業務取扱管理者試験(国内) | やや簡単 | 30%~40% | 200時間程度 | 旅行業界に最適 |
インテリアコーディネーター | やや難しい | 22%~25% | 300時間程度 | インテリアの幅広い分野で活躍 |
宅地建物取引士(宅建) | やや難しい | 15%~20% | 300時間程度 | 不動産業界などに使える この3つは勉強する範囲が近いのでまとめてとる人も多い |
管理業務主任者(管業) | やや難しい | 20%前後 | 300時間程度 | |
マンション管理士 | 難しい | 7%~9% | 500時間程度 | |
行政書士 | 難しい | 10%前後 | 500時間程度 | 民と官を結ぶ仕事 |
資格の勉強方法
勉強方法は本屋さんでテキストを買って独学でもOK!
ちょっと大変だけど本気になればできないことはないです。
一例ですが私は34歳で管理業務主任者っていう資格をとりました。
業界のことも全く知らない状態で勉強を始めたんですが…。
まず、「言葉の意味が分からない…。これ外国語ですか?」
みたいな感じだったのでマジ苦労したんですよねぇ~。
そんな私の勉強方法は次の通り。
- 分からない部分はとにかく「調べる→書き写す」の繰り返しで頭に詰め込む。
- 一通りテキストを網羅した後は、過去問をひたすら解いてみる。
- 間違った部分はもう一回振り出しに戻って「調べる→書き写す」をやる。
- 最後の3週間はとにかく色んな模試を解く。
そんな感じで約3ヶ月間・350時間の勉強時間を経て何とか合格した感じです。
ただし、難易度が高くなるにつれて独学は過酷さを増していきます。
効率よく勉強したいなら実績のある資格講座を使うのもよいと思います。
教室に通っての講座やWeb講座などいろいろ選べるのもいいですね。
お金を掛けられるのならば、かなりコストパフォーマンスの高い方法です。
それと、お金を掛けてしまったら挫折しにくいっていうのもメリットとして挙げられます!
独学を含めて自分に合った方法を探すとよいです。
転職してもOK
今まで頑張ってきたけど…
- この仕事は全く向いてない。
- 会社の思想が自分の信念に大きく反している。
- この職場の環境は改善しそうにない。
- 今よりもっといい環境が見つかった。
こんな時は転職を検討しても全然大丈夫です。
だけど転職って環境が一変するので心配になりますね。とても、とても…(;´・ω・)
「ムダに残業多かったら…」
「時代に合わない年功序列・学歴主義だったら…」などなど。
なので、次の2つの転職方法を私はおすすめします。
- 仲の良い取引先やお客様の紹介
- 転職エージェントなどに相談する
この2つの方法の共通点はあなたの転職に真剣に向き合ってくれるということ!
違うのは「情と利」の違いなのであなたを良い方向に導こうとする姿勢は共通していますね。
とりあえず会社辞めて無作為に探すっていうのはちょっと危険なのでやめたが方がよいです。
特に中卒は書類選考で落とされる可能性が非常に高いので要注意。
自己分析・履歴書サポート・面接対策まで手厚くサポートをしてくれる便利なサイトです。
ものづくり系に特化した無料登録、Web相談から内定までを支援してくれるサイトです。
まとめ
ここまで、中卒のあなたが平均年収を超えていく方法を説明してきました。
もう一度おさらいですが収入の比較は次の通りです。
※年齢・学歴別 男性正社員の収入一覧(中央値)
年齢 | 全体 | 中学卒 | 高校卒 | 高専・短大卒 | 大学・大学院卒 |
20~24歳 | 261万円 | 251万円 | 265万円 | 252万円 | 273万円 |
25~29歳 | 327万円 | 286万円 | 319万円 | 306万円 | 364万円 |
30~34歳 | 387万円 | 317万円 | 358万円 | 368万円 | 450万円 |
35~39歳 | 443万円 | 356万円 | 401万円 | 431万円 | 538万円 |
40~44歳 | 510万円 | 376万円 | 437万円 | 486万円 | 657万円 |
※引用:お金と税金に詳しくなる確定申告「学歴、年齢別の年収を中央値で比較・シミュレーション」より
そして、このサイトで説明したことを要約すると次の5つ
- 中卒の現実を知る
- 自分を磨く
- 自分の立ち位置を知る
- 周りの環境を味方にする
- スキルアップを目指す
そしてこれらを実行するためにはこの記事での途中でお伝えした
“謙虚=自分と向き合う勇気”
このことを心の中に留めておくことが重要です。
まずは、できることからやってみる!これで十分です。
今と違う自分をほんの少しずつ成長させていけば、収入も少しずつ変わっていくことを忘れないで下さいね。
そして大事なことは
- 今できることはやってみる。
- 今できないことは少しずつトライしてみる。
そうすると、新たな自分なりの新しい生き方が見えてくることがあります。
嬉しかった、楽しかった体験だけでなくピンチや失敗を謙虚に受け入れていくこと。
ここにはあなたが成功して収入を上げるためのヒントが隠されています。
中卒のあなたがそのヒントを見つけた時、解けなかった問題の答えが急に近くなることを実感するでしょう。
中卒という言葉に臆することなくチャンスを拾うことができればあなたの目的は達成されるはずです!
最後に私の好きな言葉をご紹介します。
- 臆病者の目には敵は大軍に見える : 織田信長
- 待ってるだけの昨日にアディオス : hide(ROCKET DIVEの歌詞より)
あなたの明日が、少しだけよい一日になることをお祈り申し上げます。
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