こんばんは。
ロックスターの熱い音を活力に、今日を楽しく駆け抜けるオーディオライターのsugi‐sugu(スギスグ)です。
音源に含まれるスピード感や迫力を、できるだけ自然な音でリアルに体感できるイヤホンがあります。
ロングセラーを続けるリスニングイヤホン『final E4000』です。
final E4000は、音質を重視したイヤホン選びに“確かな音づくり”で答えてくれる有線イヤホンとなっています。
この記事では、final E4000を日常的に使用してきた体験を踏まえ、次の6つのポイントで徹底解説していきます。
- final E4000とは?
- final E4000はこんな人におすすめ
- final E4000 体感レビュー
音質も性能もしっかりチェック! - final E4000 口コミのまとめ
良い評価も残念な評価もチェック! - final E4000 メリット・デメリット
購入時のチェックポイントも
- final E3000&E5000と徹底比較
E4000 vs E3000/E4000 vs E5000
“final E4000のことを詳しく知りたい人”、“10,000円から20,000円で高音質なイヤホンを探している人”に役立つ内容となっています。
特に「高音質イヤホンは欲しいけど、何万円もする高額なイヤホンはちょっと…」と考えている方には必見です。
アンダー2万円の高音質イヤホン『E4000』について、詳しくチェックしていきましょう!
\final E4000 音質イメージ/
finalの音づくりがとても好きです。
これまで200以上のイヤホン、ヘッドホン、スピーカーを聴いてきましたが、今でも日常的に使用しているfinal E4000の魅力などを、経験値を踏まえて解説していきます。
\その他イヤホンの使用レビュー/
- final E3000 → 絶対にコスパ最強
- final E5000 → シリーズ最高峰のネイロ
- SENNHEISER IE 100 PRO →ザ・モニターイヤホン
- SENNHEISER IE 200 →技術とコスパの結晶
- SHURE SE215SPE → 超定番のイヤモニ
- audio-technica ATH-CKR70 → 高音がキレイ
- final「ZE3000」→有線超えのワイヤレス
- Victor HA-FX150T → 自然体 + 解像度
※有線イヤホンの選び方
※イヤホンの選び方
※その他のオーディオ記事
※agのヘッドホンWHP01K
\姉妹サイト/
目次
final E4000とは?
final E4000とはイヤホン、ヘッドホンで高い評価と人気を集める“株式会社final”から発売される、高音質有線イヤホンです。
今回紹介するE4000は、finalのEシリーズの中でも上位機種に分類され、2018年の発売から高い評価と人気の定番リスニングイヤホンとなっています。
Eシリーズ特徴
\final 公式サイト/
音響工学や心理学の研究成果を踏まえた音質設計。
間違い無い定番と、長く呼ばれる事を目指した製品シリーズ。
そんなfinal E4000モデルの特徴を簡単にまとめると…
- フラットで高解像度な音質
- 迫力とスピード感のある低音
- ボーカルの感情表現が豊か
- MMCXでリケーブルも可能
final E4000は、アンダー2万円のイヤホン激戦区内において高音質にウエイトが置かれた有線イヤホンといえます。
最新の音響工学、音響心理学の研究成果を踏まえた音質設計
全帯域クリアな音質で、リアリティのある臨場感を実現
final E4000はこんな人におすすめ
E4000は次のような人におすすめです。
- 音質重視のリスニングイヤホンを探している人
- 定位のあるフラットな音質を求める人
- 明るく自然体な音色が好きな人
- ボーカルの感情表現を楽しみたい人
- ロックなどメリハリのあるジャンルが好きな人
- final Eシリーズの音が好きな人
- リケーブルを楽しみたい人
同じ15,000円前後のイヤホンでは、汎用性が高く音質面においてコスパの高い有線イヤホンです。
E4000を詳しくチェックしていきましょう!
final E4000の基本スペック
項目 | スペック |
筐体 | ステンレス 鏡面仕上 |
ドライバー | 6.4mmΦダイナミック型 |
感度 | 97dB |
インピーダンス | 15Ω |
重量 | 18g |
コード長 | 1.2m |
ケーブル | OFCシルバーコートケーブル |
付属品 |
|
final E4000 体感レビュー
final E4000を日常的に使用してみて分かるレビューです。
- 有線イヤホンでは最も重要ともいえる“音質や音色”
- 長く楽しく使用するために大切な“装着感や拡張性”
この2つのポイントを軸にE4000の魅力を余すところなく解説していきます。
体感! E4000の音質・音色を徹底レビュー
E5000の音質 | |
高域 | |
中域 | |
低域 | |
解像度 | |
音像定位 | |
音場表現 | |
特色の濃さ |
フラットでクリア 自然体な音像
E4000は全体的にフラットバランスでクリアな音質に仕上げられています。
低音から高音まで一定の帯域が誇張されることはなく、無理に着色されることもありません。
ボーカルの息づかいやリズムがうねる様子がステージの上でありのままに表現される優れた音像定位は、コンセプトに対して最適解である6.4㎜ダイナミックドライバーや筐体構造の活躍が大きそうです。
ドンシャリ系の音が好きな方には不向きですが、少し前に出てくるボーカルのリアルさ、煌びやかに彩るサウンドのライブ感を楽しみたい方におすすめです。
ドライバーユニットは、部品と組立の精度が最重要です。 今回採用した小口径6.4φダイナミック型ドライバーユニットは、この価格帯としては異例の高い精度を誇ります。
迫力と解像度が融合 キレのある低音
\final E4000 音質イメージ/
E4000の低音は、音源に含まれる情報を的確にとらえた上で、迫力のあるサウンドを打ち出してくれます。
注目したいのは、高い解像度が保たれたまま、アタック感や切れのある質の高い低音域が再生されていること。
E4000で改めて聴いてみると、リズム感たっぷりなベースラインなどが、新たな表情をのぞかせてくれることもあります!
フラットなエネルギーバランスの中で、解像度を崩さず、迫力やパワーのあるサウンドイメージを描きだすポテンシャルの高さは同じ価格帯でもトップクラスです。
情緒を大切にする感情豊かな音色
E4000の音色は、一見すると暖色系でタテノリが似合うリズム感。しっとりとしたボーカルの表現も得意だったりします。
finalのEシリーズは音楽が持つ感情や情緒、場の持つ雰囲気を上手く捉えたイヤホンですが、中でもE4000はミュージシャンの躍動や深みをリアルに表現できるイヤホンです。
音質と音色のバランスが良く、どちらかが際立つこともないので、飽きずに長く聴き続けられる信頼性は抜群です。
finalの公式サイトでは、Eシリーズについて“間違い無い定番と、長く呼ばれる事を目指した製品シリーズ”と紹介されています。
Eシリーズが5年以上も人気な理由は、「音楽を聴く人の心に届く音色(ネイロ)を解像度とは別の軸で表現できるから」なのかもしれません。
ロック・ポップスは最高!ジャズもOK
E4000は、幅広いジャンルで楽しめる万能型イヤホンの部類ですが、特におすすめなのはロック、ポップス、アニソン、EDMなどです。
軽快なリズムやボーカルの表現力、メリハリのある旋律などを輪郭や陰影をのせて楽しく描きだしてくれます。
ジャズは上位機種であるE5000という口コミも見かけますが、スウィングするノリやしっとりとした歌声はE4000で必聴の価値ありです。
装着感や拡張性もチェック!
装着感や拡張性はイヤホンを長く使っていく上で重要な要素です。
いくら音が良くても、長時間の使用で耳が痛くなったり断線への対応ができなければ、長く使いたくても使えないことがあります。
また、イヤーピースやケーブル交換による音質への効果が大きければ、楽しみ方も増えたりします。
E4000の装着感や拡張性を見ていきましょう。
装着感は快適!でもちょっと重く感じる…
装着感は2重構造のシリコンイヤーピースの柔らかさが丁度よく、しっかりとフィットするタイプでとても快適です。
ただし、イヤホン本体が筒状で横に細長いので、イヤーピースが耳に合ってなければ重く感じることもあるかもしれません。
イヤーピースで化ける低音
E4000はイヤーピースのサイズで低音の出方をかなり調整できるタイプのイヤホンです。
付属品として同梱されているイヤーピースはSS/S/M/L/LLの5種類。
イヤーピースのサイズは装着感にもかかわるところなので、音質面と装着感で自分に合った最適なサイズを選択しましょう。
イヤーピースでけっこう音質の違いがみられるので、市販のイヤーピースを購入して楽しむのも面白いイヤホンです。
\イヤーピースのおすすめ記事はこちら/
リケーブルも試しちゃおう!
E4000はMMCXコネクターを採用しており、別売りケーブルとの交換にも対応しています。
音質を微調整したい場合や断線などのトラブル時に、簡単にケーブルを交換することができる仕様です。
ちなみに、上位機種E5000でも使用されている、finalシルバーコートケーブルとの相性はgood!
より繊細な表現や、中音から高音における艶やかさが向上します。
色んなケーブルで音の調整や変化を楽しめるのも、E4000を長く愛用できるポイントです。
final E4000 口コミのまとめ
ここからは、E4000について大手ショッピングサイトや価格.comなどに掲載されている口コミなどを、まとめてご紹介します。
【良い口コミ】
【残念な口コミのまとめ】
E4000 メリット&デメリット
E4000のメリットとデメリットについてもまとめてみました。
メリット | デメリット |
|
|
購入の際に確認しておきたいポイント
【音質面】
フラットバランスでクリアな音、芯が強いメリハリのある低音を楽しむことができるイヤホンです。
ただし、重低音を謳ったイヤホンなどと比べると低音の量感は少なめです。
また、音場の広さは上位機種であるE5000の方が広く、オーケストラなどは他のイヤホンが向いています。
【機能面】
ワイヤレスのようにアクティブノイズキャンセル機能はなく、音漏れや遮音性はごく一般的なので過度の期待は禁物です。(イヤーピースである程度調整可能)
歩行時などのタッチノイズは少し気になる点ですが、シェア掛けすればほとんど気にならなくなります!
final E3000&E5000と徹底比較
finalのEシリーズには、E500、E1000、E2000、E3000、E4000、E5000の6モデルのラインナップがあり、それぞれ人気のイヤホンです。
どのモデルも遺伝子レベルでは同じ系統の音質ですが、それぞれ価格帯や特徴が異なるので同シリーズでも使い分けしている方も多いようです。
今回はE4000よりもお手頃な「E3000」、最上位モデルの「E5000」と徹底比較してみました。
E3000、E4000、E5000を聴きまくった経験からの比較レビューです。最近はE4000とE5000を楽曲によって使い分けしていることが多いです。
final E4000 vs E3000
項目 | E4000 |
E3000 |
筐体 | アルミニウム ブラックアルマイト仕上 | ステンレス 鏡面仕上 |
ドライバー | 6.4mmΦダイナミック型 | 6.4mmΦダイナミック型 |
感度 | 97dB | 100dB |
インピーダンス | 15Ω | 16Ω |
重量 | 18g | 14g |
コード長 | 1.2m | 1.2m |
ケーブル | OFCケーブル | OFCケーブル |
表中、違いのある部分はオレンジで記載しています。
音質
フラットな音質や音場の広さ、自然体な表現力は、どちらも優劣つけがたく価格に関わらず高い性能です。
解像度や迫力は価格相応の差があり、E4000に大きな分があります。
final Eシリーズのコンセプトを受け継ぎ、お手頃な価格で気持ちよく聴かせてくれるE3000に、解像度やパワーを上手く組み込むことで、感情表現も強化されたE4000というイメージです。
装着感・性能
E4000は本体だけでなくケーブルも立派になっていて重さもアップしているので、コンパクトで軽量なE3000の方が装着時の重量感は少ない印象です。
なお、E3000はケーブルの着脱ができないタイプなので、リケーブルを楽しみたい方はE4000一択になります。
私はE3000を長く使用した後にE4000を購入しました。
はじめは少し重力を感じてたんですが、慣れると違和感ありません。
final E4000とE3000で迷ったら…
オールマイティーに気持ちよく鳴らすコスパ重視のE3000、ロックやポップスなどの迫力や感情表現をより感じたいならE4000がおすすめ。
リケーブルを楽しみたいならE4000です。
E3000からE4000へのアップグレードはあり?
単純な音のアップグレード…というよりも、E3000の自然体な音はそのままに、より芯のある迫力や定位感を楽しみたい場合におすすめです。
「近頃ロックにハマってて」という方にはE4000へのグレードアップ、おすすめです!
\E3000の詳しいレビューはこちら/
final E4000 vs E5000
項目 | E4000 |
E5000 |
筐体 | アルミニウム ブラックアルマイト仕上 | ステンレス 鏡面仕上 |
ドライバー | 6.4mmΦダイナミック型 | 6.4mmΦダイナミック型 |
感度 | 97dB | 93dB |
インピーダンス | 15Ω | 14Ω |
重量 | 18g | 24g |
コード長 | 1.2m | 1.2m |
ケーブル | OFCケーブル | OFCシルバーコートケーブル |
表中、違いのある部分はオレンジで記載しています。
音質
final E5000のレビューでも記載しましたが、E4000とE5000は、finalの同じEシリーズの中でも姉弟のような関係のイヤホンと言えます。
以下は、E5000のレビュー記事を抜粋、加筆したものです。
ドライバーや本体の構造、デザインなど、根幹となる部分は同じですが、本体の材質やケーブル、色など、それぞれの個性が光る部分は大きく異なっています。
音場と音像のタイプの違いが特徴的です。
- E5000の方が明らかに広く深い音場。音像のコントラストは濃くなく、雰囲気を描く。
- E4000はコンパクトで密度の高い音場。音像の定位に優れ、位置や距離感をキッチリ描く。
低音と高音の表現も異なる特徴があります。
低音は…
- E5000の低音は、深みや包容力で全体を包み込んでいくタイプ。
- E4000の低音は、スピードとアタックで全体を引っ張っていくタイプ。
高音は…
- E5000の高音は、透明感とスピード感に華やかさを添えたような音。
- E4000の高音は、キレと量感にワクワク感を加えたような音。
どちらも暖色系の明るい音色で、フラットバランスな点は変わりません。
装着感・性能
E4000の方が重さを感じない分、違和感は少なく装着できます。
E5000はシルバーコートケーブルなので、高音のクリアさなど音質面の強化はもちろんですが、デザイン面でも大きく異なります。(好みの問題ですが…)
final E4000とE5000で迷ったら…
どちらも明るい暖色系の音色ですが、音像重視ならE4000、音場重視ならE5000です。
また、音のキレやパワーならE4000を、クリアさや空間表現ならE5000をおすすめします。
E4000とE5000の両方を購入する価値はある?
例えば、ロック好きでクラシックは聴かないという人は、E4000だけでもOKだし、クラシックやジャズを中心に聴いているという人は、E5000のみでもOKだと思います。
final Eシリーズの、一定の音域を誇張しない自然で有機的な音づくりに共感し、幅広いジャンルの音楽を楽しんでいる人は、E4000とE5000をジャンルや楽曲によって使い分けると感動も+αなのでおすすめです。
最も好きなジャンルはロックとクラシックで、ジャズやEDMも大好きです。
つまり、私がE4000とE5000を購入してしまうのは必然だったわけで…。(finalさんにはお世話になっています)
\E5000の詳しいレビューはこちら/
まとめ:アンダー2万円で音質もコスパもOK
E4000について体感値を含めて解説してきました。
有線イヤホンでは音の良さを求められることが多く、特にアンダー2万円は人気の価格帯なので多くのメーカーが注力するイヤホン激戦区です。
そんな中でE4000は、高い解像度や音像定位、自然体で明るい音色、迫力とメリハリのあるサウンド、ミュージシャンの感情を伝える表現力など、価格を凌駕するハイクラスな音を楽しむことができる仕様になっています。
つまり、E4000は音質的に“コスパが良い” ってことです。
みんなが楽しくなるポップな歌を、熱いロックなサウンドを、大好きないつもの音楽を、限られた予算で可能な限り良い音で奏でたい。
もしもそんな目的で新しいイヤホンをさがしているなら、『final E4000』が最高のチケットになるかもしれません!
\その他イヤホンの使用レビュー/
- final E3000 → 絶対にコスパ最強
- final E5000 → シリーズ最高峰のネイロ
- SENNHEISER「IE 100 PRO」→ザ・モニターイヤホン
- SHURE SE215SPE → 超定番のイヤモニ
- audio-technica ATH-CKR70 → 高音がキレイ
- final「ZE3000」→有線超えのワイヤレス
- Victor HA-FX150T → 自然体 + 解像度
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