こんばんは。
今宵も定番のイヤホンSHURE SE215SPEで、古めのロックから近頃のEDMまで聴きあさるsugi-sugu(スギスグ)です。
高解像度で良好な定位感と迫力の低音、装着感や遮音性も抜群…、予算はだいたい1万円。
そんな都合のいいイヤホンをお探しの方にはSHUREのSE215SPEがピッタリ!かもしれません。
この記事では、リスニングはもちろんゲーミングやDTMなど、様々なシーンで活躍する“超ロングセラーの定番”モニターイヤホン「SHURE SE215SPE」を、約4年間使用した経験から5つのポイントで解説していきます。
- SHURE SE215SPEとは?
※特徴/スペック/外観を紹介 - 音/装着感 長期使用レビュー
※4年間使って分かったこと - みんなの口コミ まとめ
※良いところ/残念なところ - こんな人におすすめ!
※おすすめできない方も紹介 - IE 100 PROとの比較
※同じ定番イヤモニとの比較
SHURE SE215SPEのことを詳しく知りたい方、高音質なイヤモニを探している方、ゲーミングやDTM用のイヤホンを探している方などに役立つ内容です。
\SE215SPE 音評価/
4年くらい前からSE215SPEを愛用しています。
我が家では、イヤホン選びの基準的な役割を担当してくれていた重要なイヤホンです。
外観写真では長期的に使ってみた使用感などもチェックしてください。
\その他イヤホンの使用レビュー/
- SENNHEISER「IE 100 PRO」→ザ・モニターイヤホン
- SENNHEISER IE 200 →技術とコスパの結晶
- final E3000 → 絶対にコスパ最強
- final E4000 → ナチュラルに迫力の音質
- final E5000 → シリーズ最高峰のネイロ
- audio-technica ATH-CKR70 → 高音がキレイ
- final「ZE3000」→有線超えのワイヤレス
- Victor HA-FX150T → 自然体 + 解像度
※有線イヤホンの選び方
※イヤホンの選び方
※その他のオーディオ記事
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目次
定番/名機|SHURE SE215SPEとは?
SHURE SE215SPEは、2012年11月にSHURE社から発売された超ロングセラーのモニターイヤホンです。
解像度が高くフラットな音質のSE215(無印バージョン)をベースに、低音を強調したチューニングとなっています。
ちなみに、SE215SPEの“SPE”は「SPECIAL EDITION(スペシャルエディション)」のこと。
価格.comの「有線イヤホン・ヘッドホン 売筋ランキング」でも、常に上位にランキングされる圧倒的人気の定番イヤホンとなっています。
SE215SPEは、ミュージシャンやエンジニアにも愛用されている優秀なモニターイヤホンですが、フラットで定位感の良い高音質、優れた遮音性が評価され、リスニング用やゲーミング用としても人気のあるイヤホンです。
SHURE SE215SPEの特徴
SE215SPEの特徴をまとめると、次の通りです。
- 最安値は「アンダー1万円」(2024.1.6現在)
- 音質は「高解像度/良好な定位感/質の良い低音」
- 「リスニングもゲームやDTMにも最適」なモニター音質
- 丁度よさを極めた「心地いい装着感」
- ノイキャンなくても「高い遮音性」
- 「リケーブルも楽しめる」MMCXコネクター
私は4年ほど使用していますが、あらためて特徴を並べてみると、価格に対する音質や装着感の良さなど、コスパの高さがうかがえます。
SE215SPEが名機の名に恥じないロングセラーである所以ですね。
SHURE SE215SPEのスペック
SHURE SE215SPEのスペックは次の通りです。
SE215SPE 製品スペック | |
型式 | シングルダイナミック型MicroDriver |
カラバリ | ブルー/パープル/グリーン |
ドライバー | φ10.0mm |
感度 | 107dB SPL/mW(1 kHz) |
再生周波数帯域 | 21~17,500Hz |
インピーダンス | 17Ω |
質量(コード除く) | 約5.2g(実測値) |
イヤーピース | ・シリコン:S/M/L ・フォーム:S/M/L |
プラグ | ・MMCXコネクター ・φ3.5mm金メッキステレオミニ(L型) |
コード | 1.16m(Y型) |
その他付属品 | 専用ポーチ/クリーニングツール/取説 |
SHURE SE215SPEの外観
※4、5年使い込むとこんな感じかぁ…という劣化状況もご確認ください。
●パッケージと本体
●本体:表にSHURE 裏にSE215のロゴ
※使用していると写真のようにロゴが薄くなってきます。
●本体部分(一応SHUREのロゴあり)
●ケーブル含めたサイズ感
●ケーブルはY型
●ケーブル接続端子
●イヤーフック部分
※耳に触れる部分なので劣化しやすい。
●イヤーピースを取外した状態
SE215SPEの重さを実測
この部分は壊れやすいので注意!
①イヤーピースの取り外しにはちょっと力が必要ですが、ムリに外したり、変な角度に力を入れたりすると折れるので注意が必要です。
②着脱を繰り返していると接続部分が劣化して緩くなるので、注意しましょう。
その他、イヤーピースやイヤーフック部分は使用するほどに劣化が表れやすい場所です。
※写真は約4年間使用した状態です。
SHURE SE215SPE 4年間使用レビュー
実際にSHURE SE215SPEを使って分かる音質・音色、装着感や遮音性などを詳しく解説していきます。
なお、このブログでは相対的な比較がしやすい音質面と、感覚的なニュアンスが大きくなる音色面を分けて解説してます。
約4年間ほど使用してみて分かる実用レビューです。
音質|高解像度/高品質な低音
SE215SPEの音質ベースは無印バージョンの「SE215」です。
フラットで高解像度な音質はとても聴き取りやすく、音像の定位もバッチリ!
ミュージシャンの意図を良く汲んでくれるモニター系イヤホンの代表といえます。
音質評価は次の表をご覧ください。
SHURE SE215SPE 音質評価 | |
高域 | ギラギラせず刺さらない質の高い音質。シンバルの鳴り方が楽しい。 |
中域 | ボーカルの表現や楽器のパワーが適切に表現される。 |
低域 | 芯のある音に迫力が加わった印象。質が高いので全体が崩れない。 |
解像度 | モニターとして優秀な解像度。粒子が細かいというよりは密度が高い音。 |
定位感 | 楽器の位置やFPSの足音の表現性が高い。アンプでより化ける。 |
音場 | 音場は普通。モニターなので音像重視。 |
色付けの濃さ | 無印(SE215)に比べると低音強調型。ただしフラットバランスの範囲。 |
音色|クリアを通り抜ける躍動感
SHURE SE215(無印)がベースなので、基本は無色で透明。
透明とは言っても、ハイレベルな解像度で作るデジタルなクリアさではなく、アナログの余韻を残す清流のようなクリアなネイロです。
全体的にクリアな音質を、芯のある質の高い低音が貫くことで迫力や躍動感が加わっています。
音色はメーカーや時代の特徴が表れやすい部分でもありますね。
こんなジャンルに最適
だいたい、どんなジャンルでもOK!
あえて選ぶとすれば、ロック・ポップス・EDM・ゲームミュージックなどの、パワーや迫力が必要なジャンルや、高音から低音まで広い表現力が必要なジャンルにピッタリです。
ボーカルやギターなどの中音域の表現も楽しく、解像度だけでない魅力を物語っている気がします。
苦手なジャンルはほとんどありませんが、大編成のクラシックなどはダイナミックレンジがもう少しほしい印象です。
ゲーミングもOK
高い解像度とフラットバランスな音質に加えて、迫力のある低音はゲーミングでも大人気です。
音像の定位に優れた特性は、銃声や足音の方向や位置を正確に伝えてくれます。
心地よい装着感が疲れにくく遮音性も高いので、周りを気にせず長時間のプレイを楽しめます。
マイク付きモデルもあるのでチャットも楽しめます。
装着感や遮音性がすごい!
SE215SPEの装着感は、丁度よさを極めた心地よさ。
ピッタリとしたフィット感とシュア掛けのシッカリしたホールドで、安定した装着感です。
- イヤーピースの性能 ◎
→ イヤホン本体が耳にぴったりとフィットします。 - イヤーフックの固定 ◎
→ 多少の動きではズレることはありません。 - タッチノイズの少なさ ◎
→ ケーブルをつたうゴソゴソ音が気になりません。 - 遮音性の高さ ◎
→ 性能の高い耳栓状態で強いノイキャンレベル。 - 音漏れの少なさ ◎
→ フィット感が高いので電車やバスでも平気です。
装着感・遮音性・音漏れの評価 | |
装着感 | |
遮音性 | ※最新の強力ノイキャンを☆5とした場合の数値 |
音漏れ |
遮音性テスト | ||
自宅:エアコン | ◎ | まったく気にならない |
自宅:家族の会話 | ◎ | ほとんど気にならない |
外出:一般的な風音 | ◎ | ほとんど気にならない |
外出:車内の走行音 | ○ | あまり気にならない |
外出:国道沿い | △ | 大型トラックの走行音などはムリ |
外出:電車の中 | ○ | あまり気にならない |
夜の散歩 | ◎ | 何も気にせず楽しむことができます! |
今回はフォームタイプのイヤーピースを装着した状態でのレビューです。
シリコンタイプのイヤーピースでも良好ですが、フォームタイプの方が体感値で3割増しくらいのパフォーマンスを発揮してくれます。
リケーブル
本体側のケーブル接続端子は「MMCXコネクター」
つまりリケーブルが可能です。
好みのケーブルに交換することで、音質やデザインをカスタマイズすることができます。
付属のケーブルは3.5mm金メッキステレオミニなので、4.4mmバランスケーブルなどに交換して、より好みの音にチューニングする楽しみ方もできます。
装着は必ずシュア掛けで
SHURE SE215SPE 口コミのまとめ
大手ショッピングサイトの口コミ、価格.comやレビュー記事などをリサーチすると、以下のような傾向が見られました。
意見が共通するポイントを「良い口コミ」「残念な口コミ」としてまとめています。
【良い口コミのまとめ】
【残念な口コミのまとめ】
良い口コミでは音質、装着感、遮音性の良さと、それに対するコストパフォーマンスの高さが目立ちます。
一方で、残念な口コミでは、音や装着感に関する好み、ケーブルの長さや取り回し関する内容が見られました。
SHURE SE215SPE こんな人におすすめ!
ここまで紹介した特徴から、SE215SPEは次のような方におすすめします!
- 約1万円で高音質なイヤホンを探している人
- 高解像度、フラット、芯のある低音のイヤホンがほしい人
- 通勤中や通学中でも周囲の音を気にせずに音楽を楽しみたい人
- ゲーミングなどで定位や音像を重視する人
- ロック、ポップス、EDMなどのジャンルが好きな人
こんな人にはおすすめできないかも…
購入する人の目的や好みよっては、おすすめできない場合もあります。
次のような方は他のイヤホンを選んだ方が良いかもです。
- ワイヤレスイヤホンが欲しい人
- 強力な重低音やドンシャリサウンドが好きな人
- フルオーケストラなどの広大な音場を求める人
- シュア掛けが合わない人
SENNHEISER IE 100 PROとの比較
モニターイヤホンのもうひとつの定番といえば、SENNHEISERの「IE100PRO」です。
価格帯も1万円前後で同じなので、迷ってしまうという声を聴くイヤホンでもあります。
実際にSE215SPEとIE100PROを比較してみると、性能に優劣はありませんが、音の特徴が若干異なります。
ハイコスパなモニターイヤホンを探している方は、以下の比較やIE 100 PROの詳細レビューもチェックしてみてください。
- SE215SPEは、深い低音の鳴り、より広めの音場
- IE100PROは、より現代的な解像度とスピード感
- 装着感/遮音性/音漏れはSE215SPEがわずかに上
- ケーブル取回しはIE100PRO、汎用性はSE215SPE
どちらもリスニング、モニター、ゲーミングなど使用用途や音楽ジャンルを選びません。
発売日がSE215SPEは2012年、IE100PROは2021年発売なので10年弱の開きがあります。
それぞれの時代に求められる普遍的な要素がキッチリ盛り込まれているからこそ定番となります。
両方とも、たっぷり使用した大好きなイヤホンです。
個人的に(現在は)IE 100 PROが、わずかに好み。
音の基準として“SE215SPE”か“IE 100 PRO”のいずれかを持っていると便利ですよ!
まとめ
SHURE SE215SPEについて解説してきました。
モニターイヤホンとして10年以上も定番であり続ける理由は、多くの人が認める「音質」「装着感」「遮音性」を高いレベルで実用化できたから。
しかも1万円という価格で!
あなたの探しているイヤホンが、リスニング、ゲーミング、DTMなどに使用するのならSHURE SE215SPEを候補にしてみてください。
SHURE SE215SPEが、あなたを取り巻く「音」をもっと身近に感じられるイヤホンになるかもしれません。
\その他イヤホンの使用レビュー/
- SENNHEISER「IE 100 PRO」→ザ・モニターイヤホン
- SENNHEISER IE 200 →技術とコスパの結晶
- final E3000 → 絶対にコスパ最強
- final E4000 → ナチュラルに迫力の音質
- final E5000 → シリーズ最高峰のネイロ
- audio-technica ATH-CKR70 → 高音がキレイ
- final「ZE3000」→有線超えのワイヤレス
- Victor HA-FX150T → 自然体 + 解像度
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